鈍感な俺だがすぐに浮気だと気付いた。そこには、下.半.身.丸出しの彼女と男の下着とジーンズ。「違うの！」

曙が盛大にリングデビュー宣言後から盛大に負けた頃。
当時、付き合ってた彼女が浮気した。
もともとお互い格闘技が好きで、俺が空手やってたから突き合いだした。　　

クリスマス。いつもより早くバイトを切り上げ、同棲中の俺の部屋へ。　
灯りが付いてるのに応答なし、携帯を鳴らすと中から着信音。寝てるのかと思い、車へ戻ろうとした時。二階の俺の部屋ベランダから必ﾀﾋに降りようとしている男を発見。

そいつは彼女のバイト先の男。　鈍感な俺だがすぐに浮気だと気付いた。
ベランダからぶらさがり状態の男をほっといて、部屋のドアを蹴り壊し、部屋に入る。
そこには、下.半.身.丸出しの彼女と男の下着とジーンズ。
違うの！　とか
話しを聞いて！　とか　わめいてる彼女をほっといて、ベランダへ。
服がひっかかってぶら下がっている男に手を貸し引きずりあげ、両方に説明を聞いたが、彼女は悪びれる様子もなく　

男に俺がウザイからヤってよ　とか言ってる。　

？？？　意味がわからない俺に、なんかパンチみたいなのが飛んできた。　
小学生が泣きながら腕をブンブン回す奴みたいな。　
男がウザイので軽くみぞおち入れてだまらした。　

彼女は男にさらに
俺をやっつけろ！とか、強いならこいつから奪ってよ！
とか言ってる。男はｶﾞｸﾌﾞﾙしたままで、彼女に説明を求める。　

格闘技好きの彼女に、空手二段、少林寺初段、喧嘩は負けたことがないと嘘を付いて近づいてきたそうだ。　
確かにマッチョではあったが（ﾁﾝｺはﾁｲｻｲ)、明らかに嘘だと気付いた彼女は、男にどうしてくれんだよ！とわめき散らす。　

それは俺のセリフだろ！と思いつつ、静かに買ってきたケーキを一人で食べました。　

愛した女がそこまでのDQNだったと知った際の心境、計り知れないものだったでしょう。
なんつーか、もう・・・お疲れ様でしたとしか言えん・・・。

彼女は謝罪の言葉を言ってきたけど無視。てゆーか男まだいるし。
怒りを通り越して、呆れてしまった俺は、男をたたきお越して半ﾈ果でご帰宅願い。

彼女も反省してるようだったったので、食べ残したケーキを顔に叩き着けて
そのまま、追い出した。

その年の大晦日、曙が負けるさまはすげぇ和んだ。　

なんともまぁ痛い女だ
男が弱いとわかったら謝るなんて…アホだろ