胸ぐらを掴んで床にダーンと叩きつけ(頭をぶつけないように気を使った)
みんながポカーン状態の中、半泣きで立ち上がったAに
「テメエ、もう許さねえ!!テメエぜってえコロす。本当にやるからな!!」と
大声でドナりながらローキックを入れまくりました。
Aが崩れ落ちたのでマウントをとって「タヒね、やってやる、テメエなんか生まれてこなきゃよかったんだよ!!
今すぐ飛び降りろ!!!飛び降りるの、手伝ってやろうか!?」
わめいているうちに段々本気になってきて、窓から落としてやるか?などと思い始めた時に
誰かが先生を呼んできて、先生が止めにはいった。
俺はまだ興奮状態にあり
「タヒね!!!先生、邪魔しないでください、俺ずっとコイツにいじめられてんだよ!
あの時だって、俺は盗んでなんかいない!!コイツが嘘ついて俺をハメたんだ!畜生!!」と喚き続けた。
先生は「うん分かった、わかったから」「ちゃんと話きくから」と言って
俺をなだめてくれた。Aはグシャグシャの顔で「うええええ」って泣いていた。
そのあと、俺とA、Aの取り巻きは順番に校長室に連れて行かれて
それぞれ聞き込みをうけた。
俺はAたちに今までされたことを、全部正直に喋った。
校長先生は俺の言っていることを、なぜか知っていたかのように「うん、うん」と聞いてくれて
「他にこんなこともされなかったかな?」などと、俺の言い忘れていたことを知っていたりした。
「あ、それもされました」といいつつ「なぜそんな細かいことまで知ってる?」と思いました。
結局、俺はAをポコポコにしたにも関わらず、さほど叱られることもなく
「暴/力はよくないね。まず先生に相談するように」などと言われて放免。
そして被害者のはずのAの方が指導室に呼ばれて長々と説教をされているので
「???」と思っていた。
互いの親も呼び出され、何か長々と話し合っていた。
いじめの詳細を学校側が知っていたのは、県の教育委員会から指導がはいったためだった。
学校にとって市の教育委員会は怖くないが、県の教育委員会というのは怖いものらしい。
県の教育委員会が、なぜか俺がAにイジメられている詳細を知っていて、
校長に直接、注意喚起の電話をしてきたとのことだった。
その後 真相を知ったのだが、県の教育委員会にAのイジメを報告したのは姉。
匿名で公衆電話から、俺のクラスメートを装ってかけたという。
いじめホットラインだか、いじめ110番だか、県教委に繋がる相談電話を探して
「クラスでこんなにひどいイジメがあるんです。でも私が言ったっていうと
私もAくんにイジメられそうで怖いから、匿名で話させてください」と言って、
イジメの詳細を全部、県教委に話しておいたらしい。
姉が「私が援護するよ」と言ってたのは、これのことだった。
おかげでAはイジメっ子、俺はイジメにキレて逆襲した勇者みたいな扱いになった。
Aはビクビクして小さくなり、性格も変わってしまったようだった。
「親がスポ少で地位がある」という権威に自信を持っていたが
いざ虐めていた相手に襲いかかられた時、
その権威がなんの役にも立たなかったのはショックだったと思う。
親の権威の上にアグラをかいてるやつだったから。
俺は「怒ってもいいんだ」ということを初めて知って、すごく自信がついた。
あれ以来、性格もすごく明るくなった、と言われる。
姉にもすごく感謝してるし、今でもすごく仲がいい。
姉というよりも男同士、アニキ、みたいな感じ。見た目は女らしいけど性格は男みたいなので。
小学生同士のショボイ復讐かもしれないけど、俺にとっては人生の転機だった。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
正統的でスッとした
いい姉を持ったね
姉すごい賢いな
口だけじゃなく、ちゃんと援護してくれたって嬉しいね
グッジョブ
下手な長文ですが、読んでくださってありがとうございます。
「テメエなんか生まれてこなきゃよかったんだよ」
「窓から飛びおりろ、手伝ってやろうか」等というかなり恐ろしいセリフは、姉の考案でしたw
普段、おとなしくてヘラヘラしているタイプの俺が、突然暴れだした上に
ものすごい暴.言.や毒台詞を吐いたら
Aも子分たちもビックリして固まってしまうだろうと言われて
「え、そんな酷いこと言うのかよ…」とビビリましたが
セリフも活用して周囲ごとビビらせないと、子分が助けに入って
3対1になるから言いなさい!と命令され、練習までしましたねw
言って正解でした。姉が考えたセリフとはいえ、自分の本心でもあったし
Aは本当に俺にやられると思ってビビったらしく、二度と絡んできませんでした。
コメント
内容はネキなのにニキだった件