だいぶ前の冬の話
私子 大学一年
ふつ男 塾講師23歳
恋人は二次元、そんな隠れヲタの私子は、中高六年間女子校で育った。
バンドやらをしている他校の男子と交流する友達を少しうらやましく思いつつも、
二次元の方が萌えるし!彼氏は大学入ってからでいいや、と思っていた。
ふつ男は私子が通ってた塾に、私子が高三の時やってきたバイトのチューター。当時大学四年。
普通すぎて特に特徴もなかった上、奥手過ぎて、年齢=彼女いない歴だった。
そんなふつ男の女慣れしてない感じにやられてしまった私子。二次元以外に萌えたのは実に小学生ぶり。
必タヒに猛アタック。告白は合格したら、と考えていたが、我慢できず八月ごろ告白し、めでたく付き合うことに。
だがバイトとはいえ、先生と生徒だったため、おおっぴらには付き合えず、外でデートとかは一切無し、清らかなメールを一日一通やりとりするような付き合いだった。
でも私子はふつ男が大好き過ぎて、もうそれだけで満足だった。
私子は県外の大学志望だったため、合格したら遠距離に。が、私子は恋愛で志望校を変えるようなことはしたくなかったし、遠距離になって続かないような関係なら近くにいても続かない、とかちょっとかっこいいことを思ったりしていた。
ふつ男も真面目だったので、私子の考えに賛成し、遠距離でも頑張ろうねと言っていた。
が、
私子が受験落ちた(^O^)
チューター制度とは
大学等で学ぶ外国人留学生に対して、指導教員の指導のもとに、
大学等が選んだ学生を「チューター」として配属し、生活・教育・研究について、
個別に指導・助言を行い、留学生の教育・研究の向上を図ることを目的とした制度です。
>>946
うちの高校の寮にも住み込みのチューターいたよ
大学生のバイト。
元々は家庭教師とかの意味みたい。
てなわけで支援
>>946
何が言いたいかわからんが別にそれに限ったことじゃないから
塾にも予備校にもチューター(っていう役職)はいる
>>946
ググった?w
私子はごく普通の家庭の子で、私立に行くお金などなかったため、滑りどめなどは受けられなかった。(医学部志望だった)
で、大手予備校K塾にお世話になることに。
一応ふつ男の勤める塾は卒業したため、もう生徒と先生の関係ではなくなったが、
浪人生という立場上、やはりおおっぴらには付き合えず、でも一応もう生徒じゃないし、ということで、ふつ男の家でデートはしていた。
普通のカップルみたいに、スペースワールドとかでデートとかしてみたかったが(←地元なもんで…)、我慢して家で一緒にピクミンとかしてた。(ふつ男も私子もゲーム下手で、結局一回もクリアすることなく飽きた)
一年間割とうまくいき、私子の勉強もはかどり、翌年無事合格。関東の大学に行くことになった。
だいぶ寂しかったが、私子はふつ男が大好きだったため、まあなんとかなるかなあと思っていた。
大学に入り、友達もたくさんでき、小学生以来初めて男友達というものもできた。
あまりに男友達がたくさんできたので、人生初モテ期か!?と女子校育ちの私子は、ちょっと浮かれてしまった。
そしてこんな勘違い私子にも、何人か告白してくれた人はいた。
その中に、本当に話のあういいやつもいたが、私子はやはりふつ男が大好きだったため、二股…とか考えたことはなかった。
ふつ男も真面目だったため、忙しくてもまめにメールしてくれたし、寂しかったがなんとかやっていける気がした。
そんなこんなで大学一年の冬、ふつ男の誕生日がやってきた。
ごくり…
ふつ男の誕生日は平日だったが、次の日は休みだったため、私子はふつ男をびっくりさせようと思い、その日大学終わってからすぐ新幹線に乗り、ふつ男に内緒で誕生日当日ふつ男の家に行った。(合い鍵持ってた)
着くのはだいぶ遅い時間だったが、ふつ男は普段深夜まで仕事だったので、
ふつ男が帰ってくるまでにケーキとふつ男の好きな料理いっぱい作って待っておこうとか考えながら、新幹線の中で折り紙のわっか(パーティとかで飾るやつ)作ってた。
張り切りすぎていっぱい作りすぎて、新幹線降りる時恥ずかしかった。
ふつ男の家に着いた。わくわくしながら鍵を開けた。
電気ついとる…何故に…そして何故に女物の靴が…そして何故に目の前に女の人が…
ふつ子だった。
ふつ子は私を見るなりひきつった顔をした。
私「ど、どうも…」
ふ「あ、はい、どうも…」
いやいやどうもじゃねーよ(^O^)(^O^)(^O^)←多分混乱しすぎて実際こんな顔になってた。
10時すぎだった。ふつ男が帰ってくるのは12時すぎ。
それまでふつ子と女二人、壮絶なバトル…
にはならず、混乱しすぎて(^O^)こんな顔の私に、ふつ子が自分の素性とふつ男との関係を話しはじめた。
(^O^)な顔しながら支援。
てか、笑顔のままフリーズしてたのか・・・
人間心底どうしようもない時は笑うしかないって言うしなぁと思いつつ支援
気になりすぎるぜ。
そんでもって男信用出来なくなりそうな展開(^O^)
ふつ子は名前の通りいたって普通な感じの人であった。non-no系の、いかにもふつ男が好きそうな感じ。
で、胸が大きかった。
ぺったんこの私子涙目ww
ふつ子の話によると、ふつ男とは合コンで知り合い、それから付き合うようになった。
ふつ男に彼女がいることは知ってたけど、遠距離だったし、いずれ別れるつもりだと言っていたから大丈夫だと思った、と。
私子さらに涙目ww
ふつ男が付き合いで合コンに言ったのは聞いた。本当は行ってほしくなかったけど、大人の世界ではそういう付き合いが大事なんだろうと思って付き合いだからしょうがないよ!気にしないから大丈夫だよって言って我慢した。
それに何もなかったと言っていたし、私もふつ男を信用していた。
悲しすぎてもうどうでもよくなって、あ~そーいやレポート書いてねーなあなんて全然関係ないことを考えてた。
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