学生の時モラハラな彼氏に悩まされていた。
どう反論しても「女は感情的だから話にならない」「話し合うだけ無駄」「理屈にも何もなってない」
と押さえつけられて、どう言ったらこの人はわかってくれるんだろうと途方に暮れていた。
わたしの体重がかなり落ちたことを心配した先輩が話を聞いてくれた。
先輩は「その彼氏の言うことで唯一正しいのが、男と女は考え方に性差があるということ。
女はコミュニケーション重視の生き物だから、“相手にわかってもらわなければ”と思いつい頑張ってしまう。
だから最初からわかりあうつもりのない相手にまで無駄な努力をしてしまいがち」と言い(※先輩も女です)、
「彼氏の言うとおり、そこから脱却しよう」と結論を出してくれた。
「ハナから分かり合おうという気がない相手に、言葉を尽くしてわかってもらおうとするな。
無駄な努力はやめろ。彼の“話し合うだけ無駄”という態度は正しい。
そもそもお前はその男が本当に好きなのか?好きという感情を排していったん理屈で考えろ
なるほど、と思い「彼氏はかわいそうな人(生い立ちが複雑だった)」
「彼には私しかいない(色々問題を起こす人で友達がいなかった)」という同情を排して考えた。
一緒にいるメリットは皆無で、デメリットの方が多かった。
恋愛感情でなく同情や庇護義務ばかりだった。
そもそもモラハラが始まったのは彼が体の関係に進みたがったからで、渋るとモラハラが始まったんだった。
スッキリしたので別れ話をした。
「彼は俺のこと好きじゃないのか。愛はないのか。餌付けしておいて犬猫のように放り出すなんて人でなし」と責めてきた。
「さんざん理屈で話せ、論理立てて話せと言ったのはあなた。都合のいい時だけ愛だの恋だの感情を持ち出されても」と言ったら黙った。
「タヒんでやる!」と言われたので「感情的で話にならない。理屈にも何もなってない。おまけに卑怯」と言ったらまた黙った。
「感情論は聞きたくないので、まだ言い足りなければ文書でお願い」と告げて帰った。
文書は来なかった。
代わりに本人がストー力ーになったけど先輩や共通の知人に
「フラれた→付きまとう→理屈はどうでも俺の言うことを聞け!という態度は論理性からもっともかけ離れている。お前ほど感情的で衝動的な人間は滅多にいない」と指摘され
駄々っ子のように手足バタバタして泣きわめく姿をムービー撮影されて
やっとおとなしくなった。
女はモラハラ被害に遭ったら“相手にわかってもらわなければ”などと頑張ってはいけない、
といういい教訓になりました。
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