DQ話です。
私子(24)実家が自営業なのでそれの手伝い。実家は小金持ち。
彼助(25)私子の彼氏。イケメン
直美(?)渡辺直美に似てる。ふくよか
三年前、彼助から熱烈なアプローチを受けて付き合い始めた、私子。
お互い両親への紹介も終え、婚約してから、なんだか彼助の様子がおかしくなった。
デートのドタキャンが増える。
彼助の車に乗った時、私子の見覚えのない女物のアクセサリーがある。
ケータイが鳴ったら、昔は私の前ででていたのに、わざわざ部屋をでてとるようになる。
昔は優しかったのになんだかそっけない。
もしかして浮気? と疑う私子。
とりあえず、彼助の車にあったイヤリングについてきいてみることにした。
私「ねえ、このイヤリングなに? もしかして浮気?」
彼(なぜか軽くニヤニヤして)「それはおまえにやろうとおもって中古で買ってきたんだよ~
しかしめざといな~」
私「かたっぽしかない、しかも小汚いイヤリングを!? ふざけないで!」
彼「もう片方はなくしちゃったんだよw」
私「もう婚約解消するから!」
彼「は? 俺どう考えても悪くないのに? そんなに浮気を疑うなら俺のケータイみせてやるよ」
彼のケータイをうけとり、中をみる。ハートまーくが飛び交う文章や、女の写真などはなく、
白だった。
彼「ほらな。ま、オレ悪くないし、絶対婚約解消しないから」
私「・・・・・・・」
彼「これだから高卒は・・・」
最近、彼助は学歴について遠まわしに嫌味を言ってくることが多くなった。
例・高卒って人格破綻者多いよな 発言
クイズ番組みてて私子の答えられない問題がでたとき 高卒だしなw
子供ができたとき、お前の頭に似たら最悪だな 発言
実際、私子は高卒だったし、彼助はK大のエリートだった。
でも、成績は悪くなかったし、ただ一年でも早く親の自営業を継ぎたいとおもったからだ。
なのにネチネチ嫌味を言われ、神経がまいっていた私子。
その後も、彼助からは浮気のにおいがしたが、頭のいい彼はなかなか尻尾をださない。
無理に婚約破棄をしてもよかったが、学歴でひけめを感じまくっていた私子は
どうしても最後に彼助をぎゃふんといわせたかった。
なので、ある作戦にでることにした。
仕事を終えたあと、彼助の勤める某大企業に行く私子。
この日は、いつ誘ってもダメな曜日だった。
だから多分、浮気はこの日にしてるんだろうと思ったのだ。
待つこと数時間。だいぶ遅い時間になって出てきた彼助。
その彼助をつけていくと、彼はミ○ドに入った。
店の中には、大量のドーナツを(軽く10個はあった)ムシャムシャ食べながら、
ケータイで誰かと電話している女がいた。
彼女、関取みたいな体系なのに、短めのスカート、すごく派手などピンクの服をきてたから
すごくめだっていた。超大声だし。(店の外で窓越しに店内をのぞいていた私にも声が・・・)
ちなみに顔が渡辺直美にクリソツだった。
すっごい人だな・・・にしても彼助甘いもの好きだっけ? なんでこんなところに?
などと思っていると、なんとその直美に彼助が近づいていくではないか!?
さすがに声は聞こえなかったが、すぐに電話を切り、笑顔で抱擁をかわすふたり。
なんと!彼助の浮気相手は直美だったのだ! 私子はショックを受けた。奴はD専だったのか。
にしても、そんな目立つところで抱き合うなよ、アメリカ人じゃあるまいし・・・
衝撃&苛立ちをおさえつつ、尾行再開。
あとは二人の決定的な証拠(例・ホテルにいくとか)を撮れば婚約破棄だな、と思っていた私子
だったが、二人はとある居シ酉屋に入っていった。
居シ酉屋の中に入るわけにもいかず、仕方なく待つ私子。もうかなり遅い時間だったので、
でてきた酔っ払いにからまれつつ、根性で待ち続けた。
4時間ほどしたら、ようやくでてきた彼助。しかし、なぜか一人だった。
彼助は颯爽とタクシーに乗り、帰って行った。
4時間もシ酉を飲むか?(彼助はシ酉に弱い)直美はどうなった?
色々疑問はあったけど、とりあえず私子もタクシーで家に帰った。
なんだやっぱり逃げるが勝ちだったじゃんなオチじゃないことを祈るしえん
しえん
で、あの日はたまたまホテルに行かなかっただけだ、いつか行くはず、と思った私子は、
毎週同じ曜日の日に彼助をつけるようになっていた。
彼助は、ミスドやマック、ロッテ、モスにいていつもひとりで大量に頼みながらすごい恰好
をしている直美と(店で)抱き合い、次に例の居シ酉屋に行き、4時間くらいしたら一人で
でてくるというパターンだった。
同じことが何度かあった私は、また別の日に例の居シ酉屋に一人で行ってみることにした。
店「いらっしゃいませ~」
客はあまりいなかった。派手な格好をした年増の女(多分店長)がいた。
居シ酉屋、というより小料理屋かな。
で、あまりおいしくない料理、シ酉を食べていたら、すごいことが起こった。
なんと、店の奥から 直美 が現れたのだ!
直「おかあさん、いってくるね」
店「はい いってらっしゃい」
そうか、親子か・・・いわれてみると似てるような・・・体系はかなり違うけど。
直美の母は暇そうにしていたので、事情調査をしてみることにした。
私「娘さんですか」
店「そうです。ぽっちゃりしてるけど、すっごい可愛いでしょ。超エリートとの結婚もきまってて」
なぜデブはぽっちゃりと自称するのだろうと思いつつ、もう少しきいてみる。
私「へえ! 結婚なさるんですか。おめでとうございます。どんな方ですか?」
店「イケメンで、背が高くて、すらっとしてて、なんとK大卒! 本当良縁にめぐまれてあの子は
幸せで・・・」
彼助のスペックをペラペラいうお母さん。あれ? 私との婚約は?
コメント