数年前にあった私の修羅場です。
私子…私。当時24歳。
彼男…私子の彼氏。当時29歳。友男とは高校時代の遊び仲間。
浮子…彼男と会社同じ。彼男浮気相手。当時27歳。
友男…私子と彼男が出会うきっかけを作った男友達。幼女好きアニメオタク。私子の会社の下請け会社の役員。当時27歳。
春
彼男と付き合って1年。
私子は仕事で国家資格が必要になり、仕事のない日や仕事帰りに塾に通う様になった。
毎月10回くらいあった彼男と会う機会が激減。
彼男には塾に通ってると言うのは少し恥ずかしくて、仕事で秋位まで忙しいみたいだと言っておいた。
彼男承諾。
夏
デートは月に2・3回に落ち着いた。電話は2日に1度はしていたと思う。
忙しいというのを承諾したものの、彼男は仕事で会えないと言うのを疑い、会社帰りの私を何度かつけたらしい。
塾は駅前にあるマンションの店舗で高層階は分譲といったかたちのもの。
彼男、私が浮気してると勘違い。1人エレベーターに乗りこむ写真まで律儀に撮られた。
この頃、彼男が手当り次第に女漁り。釣れた浮子と彼男大接近。そして合体。
が、手当り次第に女漁りしたもんだから、友男が気付いた。
秋
国家試験。
友男から試験日の夕方に電話がかかってきた。
友男は私が試験受けることを仕事柄知っていたので、手応えどうだった?みたいな話をして、
流れでそのまま落ち合って夕飯を一緒に食べに行くことになった。
彼男の浮気についてこの時知らされる。
試験終わるまでメンタル面気にして言わないで居てくれたみたいで、その優しさに泣きそうになった。
浮子はどんな人か、いつ会ってたか…などを事細かに言い出す友男。
それだけでは終わらず、プレゼンの分厚いファイルみたいなのまで出てきた。
もちろん中身は彼男と浮子…と、彼男の女漁りの件に関する書類。
彼男の浮気に関して詳しすぎる友男に、面白さ半分恐さ半分。
彼氏が浮気した事よりそれの方が気になって、悲しいとか怒りとかがほとんど出てこなかった。
ちなみに「自分が紹介したのに片割れが浮気してるみたいですっげー胸糞悪いから手伝え!」
…って理由で興信所で働く同級生と一緒に暇見つけてやってたらしい。
今日の夜は彼男宅に浮子が来る確率が高い日とのこと。
彼男宅に乗り込むことに。
行ったら彼男宅の玄関で中華の出前の人が知らない女と金銭やりとりしてた。
思わず友男とカレカノのふりをして一度通過。
そのままかなりしばらく待機…してたら、イチャイチャしてる声が聞こえてきた。
この時初めて浮気された事がリアルになってボロ泣き。
友男慰めてくれた。なんていい奴…でも友男はいい奴止りなんだ……
泣いてても何も始まらないので、合鍵で突入。2人はがっつり抱擁、がっつり合.体。
友男がカメラで証拠写真を撮る。布団剥いでまで撮る。
唖然としてる彼男。震えてる浮子。
友男「彼男!俺の顔に泥ぬりやがって!覚悟できてるんやろな?!」
布団剥いだ辺りで吐き気がMAX。
友男の罵声と彼男の情けない声と浮子の困惑の声をBGMに私子、流し台とお友達に。
吐いたら落ち着いたので私も戦線復帰。とりあえず合体したまま動けない2人を引き剥がして正座させた。
彼男「私子が浮気したから俺もした!」
と言ってタ○コに火をつけつつ誇らしげに携帯で撮ったエレベーターに私が1人で乗り込む写メを見せてきた。
友男と私子「…そこ塾や」
彼男「大人になってまで塾行って勉強するとか何それ気持ち悪い」
私子「勉強もせんとサルみたいにとっかえひっかえ腰ふってるアンタに気持ち悪い言われたないわ!」
と、プレゼンファイルを彼男に投げ捨てる。
中身をみた彼男、私子をナグった。なんか鉄の味がすると思ったら歯が頬肉少しえぐって出血してた。
それを見て友男が、おにゃのこに何すんじゃこらーと言いながら反撃。彼男うずくまる。
そんなこんなで試験を受けていた旨はしっかりと説明したのだが最後まで解ってもらえなかった。
しえん
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