私(投下者):24歳
H彦(自称作曲家):25歳
H彦妹子:20歳そこそこ
K子:??歳
自分にとって悲しい修羅場ですが、これを機に思い出にしたいと思います。
友人からの紹介で付合うことになった私とH彦。
話しも良く合うし家も近いしで2年ほど平穏に過ごしてた。
が、当時私はOL。H彦は自称作曲家。
だけどお金の羽振りはよくて、お尻がまだ青かった私は
H彦の職業を信じてやまなかった。
2年とちょっと過ぎたころからH彦から「そろそろ結婚したい。」
と言われなんなく了承。
しかし安定した職業では無い為、H彦は就職雑誌を買ってきて毎日
必タヒに面接を受けに行ってました。
しかし就職氷河期でことごとく落とされるH彦。
精神面でかなり参ってた中でもH彦はなんとか内定もらったようで
そこで働き始めることになりました。
10日ほど過ぎてH彦が「携帯に電話するのを控えてくれない?
できればメールの方が都合がいい。」と。
理由を聞くと職場の機密が多すぎて社内は携帯電話禁止だそう。
昼休みであろうとみつかると没収されると言うのだ。
ロッカーにずっと放置してあるから仕事終わり次第、
こちらから電話なりすればOKだから、と言うのだ。
なんか腑に落ちない部分もあったが、新しい職場も
大変なんだなぁーとしか思わず。
必要最小限のメールしか送らないことにして、
電話もしないようにした。
H彦の電話は数日に1・2度あったし、週末は一緒に
過ごしていたからか変な疑心を持つこともなかった。
ある日「仕事が忙しすぎて近くのホテルに連泊する事に
なった。週末も帰れるかわからない」と言われた。
週末に荷物をまとめ(彼は実家)最寄の駅まで車で送ると
「ごめんな。毎日電話するから。」と言いそのまま駅構内へ
消えるH彦。
鈍い私は仕事が忙しいんだろうな。としか思わなかった。
それを境にH彦からの連絡はぱったり止んでしまった。
悶悶としながら数日たったある日、H彦の実家から携帯へ
連絡があった。(電話で普通に話す仲だったので)
「もしもし?私子ちゃん?H彦知らない?」
・・・・・・・?あまりの唐突な質問に意味がわからず
暫く言葉がでなかった。
H彦は仕事で近くのホテルに暫く泊まるって言って
ましたが・・・とありのままに言うと母親は知らないと言う。
よくよく話を聞いてみると就職すら決まっていないと言うのだ。
携帯電話に連絡するのは控えろ、と言われていた話がどうも
おかしい。夜8時過ぎに電話をすると「はい。」とH彦が無愛想に出た。
「は?なんで電話すんの?つーか誰?」
思いっきり矛盾してる言葉にカチンときた私だが、母親が心配
してる事と就職が決まってない事実を話すとブツリと切れた。
その後電話しても「おかけになった電話は~」になり、
連絡が絶えてしまった。
数時間後H彦の母親から電話があり、「私子ちゃん?心配
かけてごめんね!H彦から連絡あってね、今○○先輩の家で
音楽の仕事が忙しくて寝泊りしてるって連絡来たわ。」
○○先輩・・・?
音楽の仕事・・・?
母親が言うにはH彦は自分の自宅にちゃんと行き先を連絡して
いたそうなのだが、知的障害の妹さんに伝言を頼んでいたから
母親にうまく伝わらなかった。
とのことだそうだ。
母親もフルタイムで働いている身だから数日居ないと心配
になってしまったそうだ。
悶悶としていた気持ちが収まりきれず、友人のM美に相談
することにした。
就職した会社に行ってるかどうかわからない、ホテルに
泊まってるはずが母親の話で○○先輩の家に寝泊りしてる事。
よくわからないが音楽の仕事をしている。シ酉の勢いもあって
話すだけ話したら涙があふれてM美が一生懸命慰めてくれた、
ありがとうM美。
今はちょっと様子みた方がいいよ、と助言をくれH彦の事は
とりあえず置いておいて、自分の生活に重鎮をおくことにした。
10日後くらいたったある日、話しがあるから何時でもいい
から家に来てくれる?とH彦から連絡があった。
会える嬉しさと不安が交差する中、H彦の家に行く。
話を聞くとやっぱり就職はしていなく、ホテルに連泊して
いたのは全く嘘。○○先輩は携帯電話で知り合った浮気相手K子。
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