長いです。
3年前に乳癌の手術を受けた。
全摘ではないが、右と左の大きさが変わってしまった。
夫や娘や信頼している仲の良い友人に、洋服を来た上から見た感じで
「左右違ってるのが見て分るか、本当のところを教えて欲しい」
と聞いてみたら
「言われてみるとそうかなと思う程度」
で
「気にすることは無い」
と言ってくれたので気にしないようにしていたんだが、ある時、試しにヌーブラで手術した側だけ盛りブラにして使ってみたら左右のバランスが良くなって使い勝手もいいので、これで行くことにした。
幸い腫れも痛みもほぼ引いて、ヌーブラを外すときにも痛みはない。
ちなみに乳癌手術後の人のためのブラもあるが、個々に計測したりするのが面倒臭いのでパスしている。
私は義父には可愛がってもらっているが、義母とは嫌悪感をもちつつも大人の付き合いをしている状況。
その日は義父の実家である伯父から届いた梅の実を持ってきてくれて、それは毎年この時期恒例で、私がそれで梅干しを作って返すことになってるんだが(それについては私の趣味みたいなものなので問題なし)、今年は実は義父には別に用件があったらしい。
うちに来てから暫くはお茶しながら話をしてたら、義母が手がベタベタになったからと手を洗いに洗面所に向かった。
そしてニヤニヤしながら戻ってきた。
私、洗ったヌーブラを風呂場で干してたんだが、それを見たらしい。
「(私)ちゃん、いい年してあーんな分厚いブラで盛ってるのねーwww」
たぶん盛りブラの方だけ見てそう思ったんだろうが、お風呂場の扉は閉めていたはず。
義母は超が付くほどのキレイ好きで、うちに来るといつも埃チェックをする。
たぶんお風呂場を見たのは、その嫌がらせの一環だと思う。
そこに盛りブラを見つけて嬉々として戻ってきたんだろう。
私は別に恥ずかしいことでもないと思ってるので、スルーした。
還暦過ぎた年齢の、それも同じ女性がこういうことを笑う神経に嫌悪感があったし、あの年齢で『盛る』なんて言い方をすることへの驚きもあったけど。
でも義母は私が平気そうなのが気に入らないらしい。
しつこくそれを言ってきた。
ちなみに乳癌の手術をしたことは義母には話していない。
義父と義妹は知ってる。
義妹からのアドバイスで、
「あの人(義母)は弱みを見つけたら必ず突いてくるから黙ってた方がいい。
わざわざ話す事でもないし」
と言われ、言わないことにしていた。
だからと言って、今回のことには関係ないけど。
夫は
「くだらない」
と一蹴し、義父も
「いい加減にしなさい」
と窘めたが、義母は止めずにいた。
が、突然義父が
「そんなことより今日は大事な話がある」
と言い出した。
それが今日の訪問の本来の目的だったらしいが、
「ふたりで話すよりおまえたちにも聞いて欲しいと思って」
と言って
「こんな年になって今更なんだけど…」
と義母との離婚を宣言した。
「元々定年退職したら離婚するつもりだったが、もう我慢できない」
と言ってた。
驚いたまま固まってる義母に
「理由は分かってるね?
うちに帰ったら慰謝料の話もするから」
と告げ、
「(私)さんには嫌な思いをずいぶんさせてしまったね」
と言い、夫には
「(義妹)には先に話してある。
今後この人(義母)が何か迷惑かけるようなことがあったら私に連絡してきなさい」
と言って、義母の腕を掴んで帰って行った。
その後、夫が義妹に電話して話をしていたが、
どうやら義母、男がいるらしい。
(え?そんな年で?)
と思ったが、実際そうらしい。
どういう付き合い方かは知らないが(知りたくもないが)、
その男に定期預金を貢いだらしいんだ。
義母は専業主婦なんだが、最近は名義人じゃない人の振込や出金に煩いので義母名義にしてる老後資金用も含めた定期預金があったらしいんだが、それを黙って解約したらしい。
どういう経緯か知らないが、それに義父が気付いて調べたらしいんだ。
そしたら男がいたと。
しかも5年近くにもなるらしい。
相手の男性も妻子持ちらしいので、すでに相談してあった弁護士とこれから先方の奥さんも巻き込んで離婚にむけた話し合いをするそうだ(オラ、ワクワクすっど)。
(本当に馬鹿な女だな)
と思った。そんなことして、いつかバレると思わなかったんだろうか。
定年まで大人しくしていれば、ちゃんとそれなりの財産分与を経て離婚できたのに。
義父には義祖父から引き継いだ不動産や株があるから、浮気なんかせずに大人しく妻業をして、離婚されないような生活をしていれば裕福な老後も迎えられただろうに。
義妹も呆れてたよ。
実の娘に呆れられるって余程のことだと思う。
幸い、義妹もうちもまだ賃貸暮らしだし子供も未就学なので、始まったら同時に引っ越すことにした。
携帯番号も変えるつもり。
血が繋がっている以上、義母からの完全逃亡は難しいかも知れないが、逃げ切れるよう精一杯夫をサポートしたい。
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