その後は、おっさんらが「K察呼ぶか?」と言っていたが山本さんも事が大きくなるのが
イヤでそれは断った。田中はまだ山本さんを罵りたそうにしていたが、おっさんらの
説教に合い、後日みかさんを交えて正式に話し合うという事でしぶしぶ帰っていった。
山本さんはおっさんらに何度も何度も謝り、後日改めてお礼に伺うと言っていた。
そして、出世を気にしてか
「この事はうちの会社の人間、特に所長だけには絶対に黙っておいてください。」
と強く何度も念を押していた。
おっさんらは「当り前だよ」とか「絶対言わないから」と言っていた。
まぁもともとうちの会社の連中とは全く親交がないから大丈夫だろうが。
おっさんらが自分の会社に戻っていく時の一仕事終えたような満足そうな顔をみるからには、
ありゃ当分話題には困らないなと思った。
次の日、みかさんはバツの悪そうな顔をして出社してきた。
「昨日はごめんね?大変だったんでしょ?」
とコソッと話しかけてきて
「私と山本さんが付き合ってることも含め絶対誰にも言わないでね。」
とみかさんからも念を押され、お詫びにとその日の帰りに焼肉をご馳走になって帰った。
後日、話を詳しく聞くと、みかさんは山本さんと3ヶ月前から付き合いだした。
田中には何度も別れてほしいと頼んでいたが応じてくれず連絡を取らずにいたら、
田中が共通の友人から山本という同じ会社の人とうまくいってるという話を聞いた。
山本のせいでみかさんとうまくいかなくなったと思った田中は同じ会社というのを
手がかりにみかさんが病院に行く日を狙って(決まって偶数月の最後の週の火曜日)
会社に乗り込んできたらしい。
田中はそのイケメンぶりで浮気を繰り返し、会社もコロコロ変わるのでみかさんも
愛想をつかし別れたが、付き合っている時は束縛ややきもちなど一切なかったのに
田中は今まで振られたことがないせいで振られた途端みかさんに異常に執着しはじめた。
その後待ち伏せや家電への無言電話ややり直してほしいなどの手紙などは何度もあったら
しいが、みかさんは無視し続けた。そんな時に山本さんとの話を聞いた為、とうとう会社に
乗り込むというDQN行動にまで至った。
3人での話し合いの結果、みかさんが田中を罵倒しまくり、山本さんに謝るように
怒りまくった。だが、田中は悔しさのせいか謝らずにその場から逃げていき、
そのまま田中はみかさんには一切関わってこないらしい。
その4ヶ月後にみかさんは仕事を辞め、山本さんは3月の異動で違う営業所に移っていった。
当時の状況を知るのは私と下の階のおっさん共だけになり、たまに朝すれ違うときに
「あれから、どう?もう大丈夫かい?」とお決まりのように聞いてきたりする。
いつまでそのネタひっぱってんだよ!と思いながら、
「はいー、その節はお世話になりましたー。」 と答えてる。マンドクセ(’A`)。
あのおっさん共もどっかいかないかなーと思う日々。
コメント
くだらね。
浮気男が捨てられ、逆恨みってことだろ。
短い期間付き合って破局したであろう新彼が巻き込まれの被害者なのかな。
だから物語風に書くな!眠たくなったわ。
おっさんにしてみれば、若いお嬢さんに声をかける話題があるもんだから嬉しいんだよ。愛想よくしてあげな。