友人にあった修羅場だが、そいつは一人っ子で両親が早世していて見てくれる
親戚はいても父方の祖母一人しか家族といえる人はいなかった。
友人は地元から遠くに一人暮らししながら働き、
祖母はあまり孫に世話になりたくもないし、遠くへ行きたくもないんで
ついの住処になる施設を手配して
タヒぬまでの生活費用とタヒんでからのそこそこの金が孫に行くように用意して
おいて、たまの休みに顔を見せる孫に会うのを楽しみに健康に生きていた。
ところがある深夜に孫の会社の工場で爆発事故が発生して数名がタヒ亡、
たちの悪いことにその数名の中に孫と同姓同名の人がいた上に
速報で報道された。
孫は事故の影響で缶詰になると感じ、夜中の2時だ
が祖母の養護施設へ電話した。
電話に出た守衛さんに夜分の電話を詫びつつ伝言を頼んだ。
・そういうわけで同姓同名のタヒ人がいるが孫自体は元気なこと。
・トラブル関連で1、2日電話できないかもしれないが落ち着いたら連絡する。
・もし可能なら親族とかが報道を見て問い合わせたら施設もこれを伝えて
事態の沈静化を手伝ってほしい
という内容をメモして祖母に伝えるように頼んだ。
そしてその守衛が朝になって出勤した施設の人に申し送った時は、誰が
どの時点で勘違いしたか知らないが、
「爆発事故でタヒんだ○○は孫本人でした」という連絡にすりかわっており、
孫が避けようとした誤解そのものになっていた。
当然問い合わせにきた親族にもそう答え、祖母にも施設がそれを伝えた。
親族が会社に電話をしても、会社で応対した人間はタヒんだ○○と同名の社員が
生きているという情報を押さえておらず、
電話した親族も「タヒんだ○○の親族ですがタヒんだのは本当ですか?」としか
聞かなかったため、本当にタヒんだ方の社員の親族と勘違いして本当だと答えた。
祖母は自分が先にタヒんだ時の覚悟と準備はしたが、可愛くて祖母思いの
孫が先にタヒぬとは思っておらず
元気だったのにばったりと臥せてしまい、孫が気付いた事故から2日後
には息を引き取った。
勘違いした施設に全て原因があると思うが、孫は訴える気力も湧かず、
祖母のタヒ亡保険金等で充分な金は受け取ったものの傷心の日々過ごしている。
>>140-141
「本当に重要なことは他人任せにしちゃいけない」という教訓としては悲惨すぎる・・・
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