なんで俺のことを嫁が好きになったのかはものすごく謎
背筋を伸ばして本を読む姿がかっこいいと思ったらしい
今でも意味が分からない
そのあとはずっと付き合ってた
とはいえ一応彼氏彼女、ってだけでカップルらしいことというのはほとんどしていない
家も反対方向で遠いし、話すのは学校の中ぐらい
しかも俺は週末は塾に通っていたので、遊べるわけでもない
そもそも俺は中学当時は片思いをしていた相手がいたので、嫁はけっこうかわいいが
あわよくばできるかもしれないという打算があったぐらいのものだった
そのまま対したイベントもなく俺と嫁は別の高校に進学した
嫁は商業、俺は普通科だ
商業高校の男女の比率が偏っていたのが幸いして振られなかったんだと思ってる
高校に入ってしばらくは放課後にたまに会って話すとか、そんなことぐらいしかしてなかった
それが変わったのは、嫁の弟が交通事故でタヒんだのが原因だ
ババアの乗った車が信号無視をして、チャリに乗ってた嫁弟が吹っ飛ばされたんだ
運悪く深さが2mもある大きな排水路に頭から落ちてしまい、それでなくなった
通夜に行った嫁は俺に泣きついてきた
俺を離してくれないおかげで、なかなか線香もあげられないし
他の近所の人が、見慣れない他地区の俺を見るたびに複雑な気分になった
そのあとに嫁は俺にべったりと依存するようになった
まだ携帯電話を持ってる人が少なかったので、家電にしょっちゅう電話がかかってくるようになった
特に何の意味もなく堤防の階段に座って話をするようになった
そのうち俺も嫁を見る目が変わってきたんだよね
今や嫁は俺だけを、俺しか見ていなかった 俺はそういうのに弱いらしい
嫁と初めてしたのはその階段に近い橋の下だ
ロマンもへったくれもないし、嫁は痛がったし、散々な目にあった
俺のばあさんの家に、離れがあるんだよね
母屋からけっこう離れてて、1階は農機具置き場になってるが2階に人が住めるようになっている
お袋はしばらくここに住んでいたらしくて、布団と水道とエアコンとトイレだけはあるんだ
風呂はない
俺と嫁はここにばあさんの目を忍び込んでしまくった
避○具なしで
今考えると末恐ろしい
妊娠しなかったのがほんと奇跡
こんな関係が高校を卒業するまで続いた
これで成績が延びるはずもなく、俺は近場の国立大に行けなくなってしまった
私立に行けるほど金に余裕がなかったので、やむなく奨学金を借りて少し遠くの国立に行くことにした
嫁は俺のことを応援してくれていた
俺が地元を離れるその日にもして、俺が大学を出て就職したら結婚しよう
それまで待っていてくれと、そういった
「待ってる!ずっと待ってるから!」ネ果で泣きじゃくりながら嫁がこう言った場面を俺は今でも覚えてる
ちなみにばあさんにはバレていた 時々黙って布団のシーツを洗濯してくれていたらしい・・・
大学はいろいろあったが、嫁がらみでは何もこの間なかったので省く
最初の頃はしょっちゅう長電話してたんだが、徐々に減って最後の方は二週間に一度とかだったな
まぁ、それでもずっと嫁とはつながってるんだと思ってた それぐらいかな?
嫁と顔を合わすのは年末年始ぐらいだったっけ
俺が就職して、すぐ嫁を呼び寄せた
嫁は少し太ったし、前ほどしようとはしなくなっていた
とはいえ俺も高校生の頃に比べればずいぶんと欲求が落ち着いていたから、あまり気にならなかった
結婚の話はとんとん拍子に進んだな
式も小さなものを挙げて、危険日にするようになってさほどかからずに嫁も妊娠した
昔ほど激しいわけじゃないけど、穏やかな幸せというものを噛みしめてた
あの時までは
嫁の妊娠後期になって、俺の親が突然離婚した
俺には何の相談もなく、ただ別れることになったとだけ連絡が来た
結論から言うと俺の親はどっちも不倫してた アホが!
親父は女のもとへ、お袋は男のもとへ
俺の家は年の離れた親父の妹が住むことになった
叔母さんだな
俺の部屋は高校のころから手を付けずにおいてくれるそうだが、俺はすごく苦しくなった
俺が信じていた家庭ってものはいったい何なんだろうかと
今ではどちらとも連絡を取っていないし連絡先も知らん
それで、今度は俺が嫁に依存するようになった
飲み会も断り、仕事中でも暇を見ては嫁にメールを送り、帰ってきたらずっと嫁の傍にいた
この状況が変わったのは娘が言葉をしゃべり始めたころ
ある日帰宅すると、嫁が男といた
玄関を開けたらね、嫁と男が正座して待っていたんだ
男はマッチョのイケメン イケメン3:マッチョ7ぐらいの大男
そんで嫁が、俺に話がありますっていうんだよ
もうその一瞬で血の気が引いた
これ以降の記憶はあいまいだけど書く
リビングに座って話をした、嫁は俺の隣ではなく、男の隣に座った
男が土下座して、申し訳ありませんが嫁さんを貰いにまいりました
娘さんの養育費も、慰謝料も用意いたしますからお願いしますって言うんだよ
嫁も土下座して、本当にごめんなさい、わたしは男と一緒になりたいですって言うんだ
間男に凹りかかろうとして、やめた
物理的手段では勝てないと悟った
>>13
ばあちゃん(*´∀`)
いい話ダナー
俺は俺が間男に勝てる方法を必タヒで考えた
だが何もない
身なりと言動から判断して育ちもよければ金もある
顔でも身体能力でも何一つ勝てないと思った
それでもう放心してしまったよ
はぁ はいって感じ
そしたらね、二人してありがとうございますありがとうございますって
そのあとはしばらくぼーっとしてたな
気がついたら翌朝になってて、誰もいなくなった居間で目が覚めた
その日は上司に電話してそのまま布団に入って一日中天井を見てた気がする
>>14
>>18
普段はすげぇ厭味ったらしい陰険な人で、あまり仲がよくはなかったんだ
でもガンでなくなる少し前に病院で話したときに、そんなこともあったなと
嫁とも末永く幸せになれよって言われたんだ
ばあさんその通りにできなくてごめんな・・・
コメント
この話キモい
なんかこの男に虫唾走る
いや嘘松だろ
真面目に考えて伯母と叔母なんか間違えないだろ
興味ないならともかく愛してる女の立ち位置忘れるか普通
※2
叔母と伯母なんてどっちがどっちの関係か正確に把握してる人の割合ってどんくらいなんだろ
俺は京都出身でそういうのに滅茶苦茶厳しいから教わったけど、親から教わってなかったら多分今でも知らないままだし
元嫁と間男とその罪の結晶の子供は、天罰が当たったと思えば良いじゃねぇか。
報告者の、手が汚れ無くて良かった。
スッキリしたぞ。
嫁弟が怒って天罰下したのかな
津波もこういうゴミ共だけ流してればよかったのにな。。