あの頃は現状を理解できてなかったけど恐らく父にとっての修羅場。
携帯からなので読みにくかったらすみません
小学生の頃、
ショッピングモールの中に設立されていた習い事に通っていました。
田舎のため車社会で当然車で親に送り迎えしてもらっていたのですが、
その日はたまたま立体駐車場の屋上に車を止めていました。
習い事がおわり、車の中でおにぎりを食べていると
ふと後ろに人の気配を感じ振り向くと
こちらに背を向けフェンスに手をかけたお兄さんが(20代くらい?)
するとお兄さんは背負っていたリュックを下ろし
フェンスを乗り越えはじめました。
アホだった私は「フェンスの向こう側に何か落としたのかな?」と思い
見守っているとお兄さんはそのまま地面へと飛び降りてしまいました
次の瞬間いつもぼんやりしている父が
見たことのないスピードで車から飛び出し、
車から出るな!と言い捨てるとどこかへ向かい
少しすると大人をたくさん引き連れて戻ってきました
その後はよく覚えていませんがカーナビで日本昔話をみながら
おにぎりを食べていたような気がします
続きます
それから何年か経ち、私は高校生になって
その立体駐車場が通学路にある高校に通い始めました。
その時のことなどさっぱり忘れてJKライフを楽しんでいたある日、
いつも通っている立体駐車場の柱の陰に
いつも花瓶にさされた花があることに気づきました。
事故でもあったのかなーと思っていましたが
花瓶の上を見上げた瞬間全身に鳥肌が立ちました。
花瓶の真上はあの時、お兄さんが飛び降りたフェンスの真下にあったのです
帰宅して父にその時のことそれとなーく話しつつ、
そういえばあのお兄さん大丈夫だったのかな?というと、
「あー、大丈夫だったみたいだよ」
と一言いってそこで会話は終わりました
あの立体駐車場は10階建ててフェンスの真下はコンクリートでした。
真実がどうだったか分かりませんが、
とりあえず父の言葉を信じる他ありませんでした
人が飛び降りた瞬間を娘が見ていた父にとっての修羅場、
私はそれを思い出した瞬間が心の中が修羅場でした
高校生になっても娘を守ろうとする父がかっこいい
トーチャン…
コメント
良かった、トラウマにならなくて。