例によって様子がおかしいので携帯を見たら、1ヶ月前からY先輩と連絡を取り合っていた。
しかも会話のネタが、私とふたりで飼っていて、ふたりの子供のように可愛がっている猫の話。
脳内で何かがブチ切れる音がした。
シャワーを浴びているおっさんのところへ突撃し、携帯の画面を見せて、
「何?これ」
何も言わないおっさん。
私が「別れよう」と言うと、ただ「はい」と答えるおっさん。
結構嫌われてたのかな。
しかし腹の虫が収まらないので、とりあえず携帯をお湯の中に思い切り投げ込んだ。
その後荷物を纏めて、再びお風呂場に行き、平手打ち、グーパン、平手打ち、グーパン、グーパン、蹴り、辺りを食らわせて家を飛び出す。
終電には間に合いそう。
と、その時、自分の携帯を持って来忘れたのを思い出し、非常にダサいがおっさんの家まで戻った。
同じく返し忘れた合鍵でドアを開けると、チェーンがしてあった。
ドアが開いたことに気付いたおっさんが、こちらを睨み付けながら忘れた携帯をドアの隙間から差し出してくる。
またしても何かがブチ切れた。
「何逆ギレしてんの?」
と言いながらインターホンを連打。
開けてくれたおっさんの横っ面をまず一発平手打ち。
「私との約束破った癖に何その態度?今回だけじゃないじゃん、今までどれだけ傷付けられたか分かってんの?」
言いながら太ももを足蹴。
その他いろいろ罵った気がする。
「Y先輩となんで連絡取るのか当ててあげようか、優しいからでしょ」
「うん、優しかったから」
「なんであの人があんたに優しいか教えてあげるよ。あの人毎晩違う男としてるんだよ、あんたなんか100人いる中のひとりなんだよ。だから何とも思ってないから、怒ったり嫌なこと言うこともなかったんだよ」
「………」
「じゃあ私がこれだけ怒ってる理由分かる?」
「好きだからでしょ」
「分かってんなら何で裏切るんだよ!」
ここでまた蹴った気がする。
しかし、ここまでキレても私はまだおっさんのことが好きだった。
土下座して詫びてくれたら、どうせまた傷付けられるのも分かってるけど、また付き合ってしまうだろうと思っていた。
そこで私の口から出てきた言葉がこれだ。
「土下座して詫びてもいいんだよ?」
「それは土下座しろってこと?」
「ううん、別に求めてないけど。土下座してもいいよ?」
「…………」
おもむろに土下座するおっさん。
「…すいませんでした」
「何が?」
「約束破ってすいませんでした」
「で?」
「……?」
「すいません、で、何?」
ここでおっさんは「やっぱり付き合ってください」と言うと思っていた。
おっさんは言った。
「お願いします、別れてください」
そして今に至ります。
あのあと終電が無くなってしまったので、駅前で始発を待っています。
2回職質されました。
以上、お目汚し失礼しました。
色ボケジジイと別れられて良かった…なんて風に捉えてもいいかもな
>>24
うん、そう思うことにする。
まだちょっと好きだけど。


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