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六十代くらいの男が我が家を尋ねてきた。そいつは挨拶も無しに「○○(嫁の名前)は?」と尋ねてきた。【GJ】

サレ児
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626: 名無しさん@おーぷん 21/10/20(水) 15:19:51 ID:Gz.ec.L1


俺の嫁は、父親の不倫が原因で母子家庭で育った。
嫁両親の離婚以降、父親は養育費は払わないし、節目節目の行事にも興味が無かったようで30年以上会っていなかった。
嫁も父親の顔を覚えていなくて、
「私がこの世に生まれる為の種を提供しただけの男」
という認識だった。

ある日、嫁が仕事で俺が公休で家にいた時のこと。
六十代くらいの男が我が家を尋ねてきた。
そいつは挨拶も無しに
「○○(嫁の名前)は?」
と尋ねてきた。




俺は嫁との関係を聞き出した訳では無いのに、直感で
(嫁父だ)
と判断した。
咄嗟に、
「○○さんは確か前の住人ですよ。
海外に越したはずです」
と捲し立てた。

(嘘がバレるのでは)
と冷や汗をかいたが、嫁父は
「海外か!
さすが俺の娘!
やっぱり出来がいいのは俺の遺伝子だなぁ!」
とゲラゲラ笑った。
さらに嫁父は、聞いてもいないのにとっっっくに別れているずの嫁母の愚痴をこぼす。
嫁の口唇口蓋裂は
「(嫁母)の遺伝だ」
と。
要は良い所は嫁父から、悪い所は嫁母からだという。

あまりに腹が立って、
「名前しか知らない人の事をアレコレ話されても困ります」
と言って、扉を閉めた。

嫁父が肩を落として帰っていくのを見届けて、嫁と嫁母に速攻連絡。
俺達夫婦は勿論だが、
「(嫁母)も引越しを検討した方が良い」
と伝えておいた。



サレ児
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