私の叔母。
十代でデキ婚。一応式を挙げるも、相手は呑む打つ買うの借金持ちのとんでもないチ.ン.ピ.ラ.まがいの男(私の母曰く)だった。
良く言えば放任主義、悪く言えば放置気味の祖母は、結婚に特に反対しなかったらしい。
その為、叔母も友人からもお金を借りたりせねばならず友人を大量になくす。
借金取りに追われ、叔母一家は関東からいつの間にか関西へ。
住むところを無くし、可哀想に思った新聞販売店のおじさんに一家ごと住まわせて貰ったりもしていた。
そんなに良くして貰ったのに、借金取りに見つかった為、おじさんにお礼も言わず飛び出し今度は東北へ。
東北で浮気三昧されて目が覚めた叔母、ここで離婚して実家に戻る。これが私が5歳の時。
新婚当初から高飛び?し続ける生活のせいで、私が叔母や従姉達を認識したのはこれが初めて。
お互いに「初めまして」と言ったのを凄く覚えている。
叔母は気さくでいい人なんだけど、見る目がないのかその後も真面目だけどモラハラ・経済DⅤの男と結婚してしまったり(2年で離婚)、変な男に騙されそうになっていた。
結婚に向いてない人なのかなと思った。
が!10年前、知り合った男性と電撃的に入籍してから波瀾万丈だった人生に終わりを告げた。
相手は初婚だったんだけど、叔母に一目惚れ、猛アタック。当時、叔母は四十代前半、従姉達は二十歳前後。
従姉達の後押しもあり、すんなり結婚。
叔母夫婦は大きな家も建て、やがて20年ぶりに赤ちゃんも授かる。
幸せを絵で描いたような順調な生活をしている。
従姉達は、十代まで叔母のすったもんだを間近で見ていたからか?、男性を見る目はピカ一、堅実でしっかりした男性と結婚して幸せに。子供も生まれて
年の近い叔父(叔母の子)と、甥(従姉の子)は楽しそうに遊んでいる。
見る目ない人は、正直、タヒぬまで変な男を掴むのかと思ってた。だから叔母は、いい人なんだけどもう結婚しない方がいいと思っていた。
そしたら最後の最後に幸せを掴んで、衝撃的だった。
今でも旦那さんと仲良しだ。
従姉達も順調に幸せを掴んだ。
…母は、叔母のように波瀾万丈ではない、ごく普通の結婚生活をしていたが、私は未婚(アラフォー)、妹はフリーター(三十代前半)。
別に幸せじゃないわけじゃないけど、なんだかね。
私も頑張ってみます。
コメント