巻き込まれた修羅場。私はほぼ傍観者です。
私子 大学生
友子 大学生
間男 大学生
優男 大学生
優子 大学生
友彼 社会人
友彼除いて上記五人の大学生は、皆同じ科&サークルの大の仲良し。
男女混合グループだった。そして、私は密かに優男に恋心を抱いていた。
しかし程なくして、事件は起こる…。
私達の中で恋人持ちは友子だけだったが、友子曰く最近上手くいってない様子だった。
たびたび私達に相談を持ちかけてきていたし、別れも考えているらしい。
けれど友子はなんていうか…ここでいう遊び好きな女臭が少々あった。
友子は確かにすらっとした長身で、派手な顔立ち。人気もあったし、ナンパされることもしょっちゅう。
そして、そんな友子に間男はベタ惚れであった。(皆知っている)
だからか、付き合っている相手はころころ変わるし、別れる時も次の彼氏候補がいなければ踏み出せなかった。
なので、友子が別れを切り出そうか迷っている最中も、私や優子や優男は
「どうせ新しい男を見つけたらすぐに捨てるくせに…」
と半ば呆れ半分で聞いていた。
そしてある時、いつもの様に五人で飲みに行こうと間男が提案。
皆すぐ賛成。楽しい雰囲気で盛り上がり、何事もなく順調に夜は更けいったのだが…。
おシ酉に弱い友子、優子は立ってもいられない程にベロベロに酔ってしまった。
タクシーで帰らせても良かったのだが、たまたま私子家が飲み屋から近いこともあり、
明日は休みだし雑魚寝していくことになった。
皆すぐに熟睡。しかし、夜中の二時くらいになんでか目が覚めてしまった。優男と共に。
二人でつまみでも買っていくかなどと話していたらなぜかいやらしい声が…。
二人で間男と友子が寝ているはずの部屋を覗いてみると…やはり。
激しく重なり合っている二人が。私子と優男は呆然。
特に私は、自分の家で他人が行為しているという事実に呆然。
その時優男が声を荒げた。「お前ら何やってんだよ!」
とたんに動きが止まる二人。けだるそうにこっちに顔を向けた。
間「何?人が寝てるとこずかずか上がり込んで来て」
友「あんたらデリカシーってもんが無いわけ?」
優「お前ら…何開き直ってんだよ、ここは私子の家だぞ!?
何でそんな…そんなことしてんの?私子の気持ち考えろよ!
どっちがデリカシーが無いんだよ、ふざけるのもいい加減にしろ!」
私「優男…そんな声荒げたら優子が起きちゃうよ!」
間「優子…!?えっ優子もここに居んの!?やべえ…」
いきなり服を着出す間男。一体何故?
友「いいじゃん間男~優子なんか。あたしと付き合お?
友彼とは別れるから~ってかさーあんたら(私と優男)出てってよ」
優「ここは私子の家だろ!?気持ち考えろって!」
友「気持ち~?間男のは意外にでかくて気持ち良かったかな~?
私子は間男のことが好きなの?だからそんなにショックなの?
だとしたらごめんね~?」
悪びれた友子の態度。私の中の何かが切れた。
私「何その態度?私は他に恋人がいるの知ってて寝る様な男好きになるわけないでしょ!
大体さっきから余裕だけどその布団、弁償してもらうからね?
そんな汚らしい二人の体液がついた布団で寝れるわけないじゃん。
洗っても嫌。それ実家からもらってきたもので、すごい高いんだよね~。
友彼に養ってもらってる友子に払えんの?あ、間男ともちろん折半ね」
急に焦り出す友子。間男に責任取れだの嘆き出す。負けじに言い返す間男。
その時騒ぎに気づいた優子が起き出した。「何してんの~?皆…」
凍りつく優子。そりゃそうだ、真っネ果の友子と間男。鬼のような形相で睨みつけている優男。
そして電卓を取り出して布団代を計算している私…。しかし優子の口から出たのは思いもよらないものだった。
優子「間男…どういう事?私との関係って何なの!?」
間「違うんだって…俺は優子一筋だって…友子には誘われただけで…」
んんん???
これ友子じゃなくて間子の方がいいんじゃw
コメント
登場人物全員サル。
底辺集団