20代前半に起きた修羅場
少し長いです
当時、自分(女)は一人暮らしで
ぶらぶらフリーターをしてバイトもコロコロ変えていた
部屋の更新で引っ越す事にしたものの、
定職についてないフリーターというのがひっかかって
中々良い部屋が見つからず苦戦していたら
場所や家賃はいい場所だが大家さんの敷地内に立っていて
大家さんが口うるさいおばちゃんで
入居者があまり居ないという部屋を紹介してもらった
自分の田舎は田舎特有の干渉も激しく
陰湿なところだったのでそれには慣れていたし
大家のおばちゃんが
「フリーターでも水商売じゃなくて家賃を納めてくれたらいいよ」
と言ってくれたのでそこに住む事にした
口うるさいと言ってもゴミチェックとかうるさいと怒られるとか
たまに立ち話に付き合うぐらいで
引越しの際の挨拶や実家からの仕送りのおすそ分けや
旅行のお土産など渡していて、おばちゃんも色々くれたり関係は良好だった
引越した部屋の近くに当時仲の良かった友人
(この子も女)Mが住んでいて
お互いおシ酉が好きで近所だったので二人でよく飲みに行き、
近所にボロくて年輩のお客さんばかりだけど
安くて美味しい居シ酉屋を見つけ通うようになった
はじめは若い女がなんでこんな店に??
と周りは訝しんだらしいけれど徐々に馴染み知り合いも増え
その中でも常連のAさんという80歳過ぎのおじいちゃんと仲良くなった
『連れ合いにも先立たれ一人でつまらないから』
と毎晩飲みに来ていてちょくちょく話すようになった
自分はおじいちゃん子だったので、Aさんと飲むのは楽しかったし、
Mもよく奢ってくれるAさんをありがたがって
しょっちゅう一緒に飲むようになった
ある時Aさんの誕生日が近い事を知って
よく奢ってもらってるお礼に、
と違う少し高い居シ酉屋に誘って誕生日会を開いたら
Aさんは本当に喜んでくれて後日いつもの店で会った時に
『こないだのお礼に好きなのをあげるね、
若い子はこういうの好きだろう?』
と汚い巾着から指輪をざらざら出した
縁日のテキ屋にあるようなおもちゃのような指輪で、
結構汚れていたけど
『孫におもちゃをくれる感覚かな?』
と思い友人といくつか貰って帰った
次からその居シ酉屋に行くとみんなよそよそしい、
というよりトゲトゲしていた
帰り道にMと二人で何かしたっけ?と話しながら帰った
その数日後、部屋に居ると扉をガンガン叩かれて
『出てこいバ.イ.タ.!部屋から出てこい!』
と叫ばれた
大家さんだった
とりあえず出て話を聞こうとするも興奮状態
『バ.イ.タ.!』
『恥知らずめ!』
『部屋から出て行け!』
『汚い女だ!』
と大声で罵られ
『さっさと荷物まとめなさいよ!』
とその日は帰ったけれど翌日からも同じように家に来て叫ばれて
どうしていいかわからなくて修羅場だった
そのうち、一人の男性と大家さんが家に来て、
その男性はいつも行く居シ酉屋の常連さんで
『Aさんを騙すような真似はやめてほしい、
貢がれたものは返しなさい』
と言われた
と思ったら実はAさんはその辺では有名な地主さん
居シ酉屋でしか会ってないしいつもボロボロの服だし、
地元民でも無いからまったく知らなかった
とてもお高い指輪でものの価値も知らなかったし
石が大きすぎてまさか本物とは思わず、
知らずのうちにそんなに高いものをいくつも貰っていた!
というのが自分の中で修羅場
知らなかったと事情を説明し、なんとか分かって貰えて
大家さんと常連のおじさんと指輪を返し行く事になった
Mにも電話し、返したほうがいいよと伝えたらなんだか微妙な返事
Mは一時期質屋の受付でバイトをしていて、
色々指輪を見ていたので高いものと知って貰って帰っていた
そしてそれをもう質屋に売っちゃった、
◯◯万円になったと値段を聞いて卒倒
売った事を知った居シ酉屋常連の方々は激怒して
Mを叱責して居シ酉屋は阿鼻叫喚地獄
質屋に入れたお金はすでに使っており返せないと分かると
Mが住んでる部屋に居られないように
嫌がらせまではじめる人が出てきてMは引っ越した
自分も指輪は返したものの大家さんの干渉が度を超え出して、
居シ酉屋にも近所にもいずらくなったので
どうしようもなくなって部屋を引きはらい友人宅に身を寄せた
書いてみると大した事じゃないかもしれないけれど
大家さんに罵られたのと
数日でも高価な高価な指輪が部屋にあり、
それを軽い気持ちで貰っていたのがすごく修羅場だった
それからしばらくはプレゼントに敏感になったよ…
大家や近所の住人が浅ましいねー。
強奪したんでも騙したんでもないのにさ。
爺さんは孫みたいな年の女の子達に親切にされて
うれしかったから渡したんだろう。
爺さんにとっちゃ指輪の一つ二つの価値があったんだろう。
年くってたら、それくらいわかってるくせに。
本音は
「新参者のくせにずるい!オレorアタシだってもらいたい!」
だろうな。
みっともなさすぎる。
>>693
おじいちゃん…近所の人に何言ったんだろう?
二人が責められてる時じいちゃんは何をしてたんだ
まとめて返信ですが
Aさん(おじいちゃん)が何か言ったわけではなく
指輪をもらった時にお店に居た方から話が広がり
『あいつらはそれを目当てにしていた』
と言い出す人がいてAさんに話が伝わらないようにして
自分と友人に攻撃がきたようです
Aさんに指輪をお返ししたら
『そんな気持ちではなかった』
と謝られました
周りの人が勝手に暴走したみたいです
引っ越す時にふたたびAさんに謝られました
お祝いのためにべつの高級店へ行ったことが、
常連たちをムカッとさせたんじゃ無いかな?
秘密で行ったんだったら、
せめてお礼の指輪も人目に付かぬ場所でそっと渡してくれて、
みなを刺激しなければよかったね
マスターも内心面白くなくて、その結果全員が暴走した気がするよ
>>699
そこまで気をつかわんといかんもんなのか?
たまには別の店行ったっていいだろうに。
行ってもいいさ。
だけど、それを隠さないとへそ曲げる奴らが湧いて来るのさ
わたし自身何回か不快な目に合ったからなあ
次回からは、用心しな
>>701
年齢のせいにするわけじゃないですがその当時は
『年輩の方の誕生日会=少し良いお店』
と思っていたので
その店を使わなかったのが反感を買ったのかもしれないですね
Aさんも内容は言わず
『こないだのお礼だ!』
という感じで多分ですが
『こないだって何?』
と誰かに聞かれ
お店の常連→ご近所→大家さんと話が伝わったのかなと…
今なら指輪のあの宝石の価値も分かりますが
当時は見た事も無いから本当に無知で、
おもちゃでも嬉しいなーと◯◯万の指輪を気軽に貰っていたという…
恐ろしい話です
ハッキリと書くと、場末の飲み屋の常連さんたちって、
結構幼稚なひとが多いの
この件は、普通は見ぬふりして終わるべきものなのに、
これほどの大事にしてしまったのは、彼らが幼稚な証拠なんです
なので、そのていどの精神構造の人間かもしれないと警戒心持って、
巻き込まれないように生きていこうよ!というつもりで書きました
>>693
ここに来ている人たちって、みんな若いんだろうなぁ。
いやね、長く生きていると、
町内の誰それさんが女に入れあげて全財産持ってかれたって、
結構見るもんなんだよ。
周囲が男の方をどれだけ諫めても耳を貸しゃしない。
で全財産持ってかれて女がいなくなって男が泣いて暮らしたり
呆然として廃人になってタヒんだり行方不明になったり。
693さんがそんなことはするつもりなかったってのは信じるけどさ、性悪女が
「おめーら関係ねーだろ!」
というのは、想像つくでしょ。
近所で仲いい人が駄目になってくのって、辛いぞー。
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