Xデーまでは時間が長く感じられた。
夕刻、調査員と一緒に、洋子のパート先を遠目で確認。
バカップルが出てきたところで、馬鹿男アパートへ先回り。
「馬鹿男は、たぶん音楽スタジオへ行くと思います。」と調査員。
ほどなく洋子がひとりアパートに入った。
部屋の明かりがつき、キッチンと思われる場所の窓に、洋子のシルエットが映った。
いますぐ突入しこの場でメチャクチャにしてやりたい衝動にかられる。
体が震え、涙が流れた。
調査員は、さすが冷静で一部始終を撮影していた。
撮影をしながら、こちらを見もせずに、
「連中は地獄へ落ちてもらいましょう。幸せになりましょうよ。」
と言ってくれた。人の温かさに、また涙した。
数時間後、馬鹿男がやってきたところを撮影し、ゆうじ宅へ向かった。
数日後、Xデーがやってきた。
ライブの日だ。
なんかこっちまで気分悪くなってきた・・・
弁護士の先生と打ち合わせ。
書類を全て揃えた。
それを手に出発。
突入時のシュミレーションを何度も行なった。
さて馬鹿男アパートの部屋の鍵だが、ここからは俺の勝手な想像になる。
調査員と馬鹿男アパート管理会社代表が知り合いだった、かもしれない。
オーナーとも話あった、かもしれない。
馬鹿男の非常識な行為に全員が立腹した、かもしれない。
鍵を貸してくれた、かもしれない。
「部屋の鍵が開いていた」という形で強引に押し通す、かもしれない。
近隣住民からのクレームで馬鹿男は即日退去するハメになる、かもしれない。
全ては、俺の想像だが。真相は知らない。
俺は、突入までゆうじと待機。
調査会社から、数名の助っ人が来た。
若い女の子と若い男の子のカップル。
このふたりがライブハウスに潜入するとのこと。
ライブが終わり、打ち上げが始まった。
調査会社のカップルは少し離れた席で様子を伺っていた。
連絡が入る。
「洋子さんはマネージャーのような役みたいです。」
何となく見えてきた。頭の悪い女だ・・・情けなくなった。
寝る前に携帯でVIPなんて見るんじゃなかったぜ
続きが気になって寝れん…
明け方4時頃、打ち上げが終了し、支払いは洋子が行なった。
全員タクシーに乗り込んだ。馬鹿男アパートへ向かうのだろう。
連絡が来て、俺たちも全員馬鹿男アパートへ向かった。
いよいよクライマックスだ。
先まわりし馬鹿男アパートそばで待機。
体が震え、イライラが止まらなかった。
馬鹿男たちのタクシーがやってきた。
バンドのメンバー4人+洋子、合計5人。
全員連れ立って部屋へ入っていった。
途中でキ.ス.をしたり胸を揉んだりしているようだった。
この時の時間は、とても長く感じた。
電気が消えた。
出発だ。地獄へ落としてやる。
調査員を先頭に、俺・ゆうじが続く。
抜き足差し足というのを久しぶりにやった。
真っ暗い部屋の中からはロックが流れてきた。
ロックの間に「アンアン」「気持ちいい」という洋子の声がきこえてきた。
さすがにキツかった。馬鹿男たちの下品な笑い声もきこえてきた。
調査員がそっと鍵を開けた。カチッ。
心臓が止まるかと思うほど大きな音に思えた。
調査員が俺を見てうなずいた。
突入だ。
部屋の扉を開け土足のまま突入した。
「動くな!」
なぜか調査員は、照明のスイッチの場所を知っていた。
電気がついた。


コメント
慰謝料が払われなかったら差し押さえしてやれ
敵にまわしてはいけない人間がいることを教えてやれ
↑10年前10年前(笑)
仕事辞めんじゃねーよ
支払いが滞ったら差し押さえをしとけ
やるからには徹底的だ
川越M病院眼科の検査技師さんのことかと思った。
バカどもには徹底的に地獄を味あわせてやればいい
0年代だね~
笑える。格闘技経験者w
創作というのも照れるレベル
心療内科か、半年通ったら精神2級の障害手帳持ち、一生安泰だな。