俺が体験した修羅場。
うちの父親は自営だった。
バブル期だった事もあって、自営の会社は順調に成長。右肩上がりだったらしい。
と……表向きは華やかだったが裏では、父親は従業員と浮気をしまくりだった。
支店を開いた時も、その時の浮気相手に店を持たせたかったから……という
脳の腐った理由。
その結果、浮気相手の女は客とくっついて逃○。
店だけは残った。
周りからの説得で、半ば強引に母親がその支店の店長に。
しばらくは業績も良かったらしい。
しかし、バブルが崩壊。
どんぶり勘定だった店の業績は急激に悪化。
どんどん借金がかさむ。
しかし父親の浮気は止まず、むしろ加速していたぐらい。
母親は、父親に浮気を止めるよう説得。
仕事の規模を縮小して家族で協力して借金を返済していこうとも言っていた。
父親は、そんな母親の説得に耳を貸さなかった。
ちなみに父親の両親(俺から見た祖父母)は、
『父親のやる事が全て正しい、母親は黙って尽くせ』と言っていた。
借金だけなら耐えられたが、繰り返される浮気に我慢の限界となった母親は、
父親との離婚を決意。
そして学校の関係で俺だけを残して、母親と妹だけが家を出ていった。(続く
続き)
母親と妹がいなくなった家の空気は常に最悪だった。
そんな中迎える、俺の誕生日。
父親は飯に連れて行ってくれたんだが、見知らぬ女性と、その子供がいた。
ピンッときた。その女性が父親の今の浮気相手だった。
(その時点でいうなら、厳密には母親と別れた後なので浮気相手ではないのだが)
自分の誕生日を、散々母親と妹を泣かせてきた愛/人とその子供と一緒に飯を食ったのが
第一の修羅場だった。
その後母親のいなくなった家に、愛/人と子供がやってきた。
(どうやら俺の誕生日の食事は顔合わせだったらしい)
愛/人の子供の待遇は露骨に良かった。
愛/人の子供には小遣いがあり、俺には小遣いは無し。
修学旅行の積み立てもしてもらえなかったので、当然の様に修学旅行は出席不可。
愛/人の子供は、自営が厳しいにも関わらず修学旅行の積み立てがしてあり
海外に一週間行っていた。
辛うじて学費だけは払って貰っていた。
祖父母もチヤホヤしていた。
祖父も祖母も、何か事ある毎に小遣いをやっていた。
愛/人の子供は浪人しても許され、地方の大学の学費も生活費も全て出して貰えた。
俺は、浪人は絶対に許さないというプレッシャーを常にかけられていた。
夕飯も、弁当も、まともに作ってすら貰えなかった。
家に帰る時間も制限されていた。(愛/人が俺の顔を見たくなかったという理由で)(続く
続き)
俺は、意地でも大学に行こうと決めていた。
母親の地元の大学に行くべく受験勉強を必タヒでこなした。
家にいると自営の手伝いを強制されたので、図書館や友達の家で勉強していた。
(当然のように愛/人の子供には許されていた塾や家庭教師も、俺には無かった)
順調に偏差値を上げ、志望校合格ラインまで成績をあげると、
愛/人は、
俺が志望校に受かっても学費は出さない、生活費も何も一切出さない
と言いだした。
(愛/人の子供より上の偏差値の大学に行くのが気に入らなかったらしい)
父親も賛同していた。
(父親は俺を後継ぎにしたかったようで、外に出す気は最初から無かったようだ)
全てを了承した上で俺は受験をして、一発で志望校に合格した。
学費は奨学金で賄った。
生活については、母親と妹が協力してくれた。(相談して元々そういう約束だった)
家から解放された俺にとって大学生活は最高に楽しかった。
その後俺は母親の地元で、やりたかった仕事に就けた。
彼女も出来て、順調に交際して、プロポーズもして婚約に至った。
そこで婚約者に、俺の父親が生きている事を知られ、「結婚式に呼ぼうよ」と言われた。
俺の父親の事を説明しても、いまいちピンっと来ないようで、
婚約者の両親も「呼ぶべきだ」と言いだした。
どうすれば、婚約者とその両親に、父親の事を理解させるかが、第二の修羅場。
コメント
これ確か続きあったよな。
親父が婚約者を呼び出して、浮気して、それが報告者にバレて婚約破棄及び裁判。両者共に破滅してたよね
後日談です。
父親だけでなく婚約者も最低でした。
今までにあった修羅場を語れ【その15】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1449134532/
294 :名無しさん@おーぷん :2015/12/23(水)04:04:30 ID:aYP ×
眠れないのと、ようやく終わった修羅場の厄落としに書きこむ。
296 :名無しさん@おーぷん :2015/12/23(水)04:50:36 ID:aYP ×
(長文になるので苦手な人はスルーしてください)
前に、何処かに書きこんだ事あるが、俺の父親はどうしようもない糞だった。
愛人作って母親を泣かしまくる屑だが、地元ではとにかく人望がある。
そんな父親に愛想を尽かして、母親は妹と出ていった。
残った俺は、大学進学と同時に母親の下へ引越。
ついでに戸籍も抜いていた。
大学を無事卒業して、就きたい職にも就けて、婚約者も出来た。
(以下略)
>通りすがりさん、名無しさん
ご指摘ありがとうございます。
追記しました。
(親父も親父ですが、婚約者も婚約者だよなぁ)