中津川もいういいからね
お休みしててね
中津川はどうしたかね
ところで中津川はどうなるんだ?
みなさんお世話になっています、今晩は。
まずは先日の、ミンミン達との食事の様子について報告します。
ミンミンが連れてきた、彼女の補佐役の副部長さんは、50代半ばの中肉中背で、ほんとどこにでもいる感じの、にこにことしたとても感じのいい人でした。
彼は、ミンミンが10歳ぐらいになるころまで、お父上の運転手兼秘書みたいなことをしてた方だそうで、
当然、自宅にも頻繁に出入りしていた関係で、彼女にとってはなんでも相談できる良き相談者みたいです。
お父上が、ミンミンを部長にして大きな責任を負わせる時に、御自分の信頼できる人間を補佐に付けたんでしょう。
あの日彼は、当然に父上の意向で俺と会いにきました。ミンミンの話がどうしても信用できなかった見たいです。
会食は和やかな感じで、楽しく進行しました。副部長さんのミンミンの昔話がとても興味深く、面白かったです。
俺は正直、彼がミンミンかお父上のどちらサイドに立ってるんだろうってことが気になってはいましたけど。
食事会も終盤に差し掛かったところで、ミンミンに仕事の電話が入りました。
電話は難しい用件のようで、彼女は20分ほど帰ってきませんでした。
その時間を利用して、副部長さんが俺に話しかけてきました。って言うよりは一方的に俺に話して聞かせました。
昔がたりが多かったですけど、要約するとこんな感じです。
「私はお嬢さんが、母親のお腹の中にいるころからしっています、ずいぶん甘やかされて育った娘さんです。
わがままな面も多々あります、気が強くて他人の心を蔑ろにすることもあります。でもそう言う時は反省してます。
そんな自分が嫌いなことが多々あるようです。基本的に曖昧なことが嫌いで、他人や自分に嘘をつくことが、
なにより嫌いな娘さんなんですよ、正直でまっすぐな娘ですよあの娘は、私は大好きです、守ってやりたいと思ってます。
私が今夜ここに来た理由はおわかりでしょう?社長に命じられてきています。あなたとの関係を知るために。
ですが誤解なさらないように、私はお嬢さんの見方です。彼女に不利なことは言いませんから安心して下さい。
あなたはお嬢さんのお気持ちがわからなくて、迷っておられますね?どう接したらいいのか。
ならば言います、あの娘は不器用な娘です。そして一途な娘ですよ。どうしようもないくらいに。」
そして彼の話しの続きです。
「あなたが今の奥さんと結婚された当時、あの娘の落ち込みようは酷かった、見ていられなかったですよ。
荒れて荒れて、毎晩仕事が終われば泥○するまで飲むような生活でした。
ただ、気丈な娘ですから何カ月かすると、次第もとの彼女に戻って行きました。ただ以前のあの娘とは違ってました。
そして今回の件で、急速に元気を取り戻したように生き生きとしたあの娘を見て、私は正直嬉しかったです。
私は今夜、あなたのお気持ちもわかりましたから、邪魔はしません。私が社長にあの娘が不利な報告をすることは無いです。
ただ、これだけは言っておきます。茨の道ですよ、彼女との恋は。
社長も常務も絶対にあなたとお嬢さんの結婚は認めません。おわかりになるでしょ?
ただ、家族をや地位なんてものの全てを捨ててもあの娘は、そんなことであなたを嫌いになったりはしません。
そういう娘ですよ、あの娘は。」
俺は正直、どう答えていいのかわかんなかった。なんでこんな俺なんかをあんな素敵なミンミンが好きなのかも。
ただ、俺の中で何かが変わった、ミンミンを初めて生身の女として意識した。それと俺は昔から彼女が好きだったことも。
彼女が帰ってくるのと入れ替わりに、副部長さんは帰っていった。
ミンミンは、今夜彼が同席した理由を話し始めた。もう俺はわかってるけど黙って聞いていた、相槌を打ちながら。
やがて、2人の時間になって彼女も俺も寛いできた。
そうしたらミンミンが唐突に聞いてきた。
「ねえ兄貴、私が兄貴の新婚生活壊しちゃった感じだよね?私のことひょっとして恨んでる?寂しいでしょ?特に夜とか」
揶揄するような調子で笑いながら、俺が言いました「ああ、恨んでるよ、責任とってくれる?」
あおうしたらミンミン 「ええ?なんで?どうやって責任とればいいの?」
俺 「だったらミンミンが俺のお嫁さんになって責任取るのが筋じゃないか?」
そうしたらミンミンは急に下を向いて、顔を赤くして
「そ、それは・・・お父さんに相談しいないと、今は返事できない・・・」
俺はそんな彼女が無性に愛おしくて抱きしめたくなったけど、我慢した。
「お父さんに相談したら、ものすごい勢いで反対されるんじゃない?」
ミンミン 「そうだよね、絶対に大反対だよね・・・」
俺 「じゃあどうするの?」
ミンミン 「・・・そうだね、だったら私も家族と縁を切って貧乏人の妻になるしかないわね、内職とかしながら」
俺 「それだと子供ばっか大量に生まれそうだね」
ミンミン 「子供が産まれたら、お父さんも許してくれるかも?」
そんなとりとめのない会話が続きました、ただ俺ははっきり意識しました。
俺は彼女を愛しています。
早く嫁との問題にけりをつけたいのですが、嫁からは毎日のように金の催促です。
ただ絶対にあの女に金なんて払いません、俺は覚醒しました、自分のなかだけですが。
もう俺は女と有利な条件で離婚するだけです。
予想通りのハッピーエンドか…
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