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嫁と間男2が間男1を恐カ.ツ.していた【3/4】

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92: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/08 (金) 20:24:17.83

ミンミンも、不慣れな経験で多分すごく疲れてたと思う。それでも彼女は明るく振舞って、いろいろな話題をふってくれてた。
俺は正直、そんな彼女の気配りのおかげで随分救われてたと思う、それと1人じゃないってことに。

性格はまあ置いておいて、外見は、こんなに若くて、もの凄く綺麗な女性に慰められてる俺は、最高に幸せなサレ夫なのかも知れない。
ミンミンは、自分のマンションから車で10分ほどの場所の、彼女の会社が管理している、家具つきの賃貸マンションを俺のために
用意してくれていた。俺の身の置き場が決まるまで、2ヶ月ぐらいなら居ていいって言ってくれてる、家賃はただで。

時間も12時を余裕で回っていたから、ミンミンは途中でシ酉とつまみを買って、その部屋で一緒に飲もうと提案した。
俺も、見知らぬ部屋に1人で帰ったって、とてもじゃないけど眠れそうになかったから、喜んで同意した。

そして、俺たちがまさに席を立とうとしたその瞬間に、俺の背後を見つめたまま、ミンミンが固まった。
俺は、何事かと思い振り返ると、こちらに向かってつかつかと歩いてくる、嫁の姿が見えた。

93: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/08 (金) 20:25:21.94

嫁は俺たちの席までやってくると、ミンミンは一切無視して、ニッコリと俺に笑いかけて言った。
「あなたはきっといろいろ誤解してるはずだから、これから一緒に帰って話しましょ」
「きちんとあなたが納得できるようね説明させて、お願いだから」
「この女狐に、あることないこと嘘八百吹き込まれてちゃダメ、私を信じて」
「あなたのことはこの私が一番わかってるんだから」
俺は驚きと、何故だか妙な恐怖で言葉を失って、呆然と嫁の顔を見ていた。

すると、驚きから立ち直ったミンミンが、キッと嫁を睨みつけて
「ちょっとあんた、この期に及んでまだ言い逃れする気?いい加減にしなさいよ。」
しかし嫁は動じることなくなおも俺に、早く一緒に帰ろうと迫る。
そして俺の腕を掴むと、無理やり立たせようとして引っ張った。

ミンミンが気色ばんで、「ちょっとあんた、何やってるの、離れなさいよ」と叫んで立ち上がりかけた。
するといきなり嫁が俺の腕を放し、「お前は関係ないでしょ!黙ってなさい!」そう叫んでミンミンを突き飛ばした。

ミンミンはバランスを崩して、椅子の背もたれで、肩を強打してしまい、痛そうに呻いた。
しかしそれを我慢して振り返ると、「なにするの、この性悪!」と叫ぶや、嫁に掴みかかった。嫁がそれに反撃する形で、
いきなり乱闘が始まってしまった。金切り声が店内に響き渡って、店内の客が全員こっちを見ていた。

店員があわてて飛んできて制止しようにも収まらない、しかたなく俺がミンミンを抱きとめて、
店員が嫁の両腕を押さえるようにして、やっと納まった。なんともみっともないことになってしまったが、
幸いだったのは、女性二人のナグり合いも、ネコパンチの応酬だったため、お互いに相手にほとんどダメージを与えられなかったこと。

94: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/08 (金) 20:26:19.64

俺達はほとんど追い出される形で店を出た、そしてそこで嫁がまた俺に「帰りましょ」って言う。
「俺は君とは帰らないし、もう一緒に暮らすつもりも無い、離婚してくれ」って言った。

その瞬間嫁は、俺を険しい顔で睨みつけると「私を捨ててその女狐と一緒になる気!」
「絶対に許さない、あなた後悔するわよ」そう吐き捨てるように言うと、ミンミンに向かって

「ねえ女狐、お前この人が好きで好きでしかたが無いんでしょ、昔から、でも残念ねーどんな悪だくみしても無理だからね」

「私は何があっても離婚なんてしてやらないから、ハハハハハ残念ねー」そう言って笑いながら踵を返して帰って行った。

少し蒼白になってるミンミンに向かって、
俺は言った「帰ろう、肩痛くないか?大丈夫か?」

ミンミンは少し涙ぐみながら、「痛い」って言ってた。俺は彼女の肩をよしよしって言いながら撫でてあげた。

「なあミンミン、帰って飲もうか」って聞いたら彼女は、「今夜はやめとくよ、だってあの性悪が見張ってるかもしれないから」
って言う、俺は少し残念だったが、彼女の言う通りにした。家も近いからまたいつだって一緒に飲めるし。

95: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/08 (金) 20:27:17.37

それよりも俺は、今夜の予期しない立ち回りで、負傷までしてしまったミンミンの心が心配だった。
だが、なぜだか彼女は落ちついていて、なんて言えばいいのかな?心穏やかな感じがした。

ミンミンが用意してくれた部屋に向かうタクシーの車内で、目的地が近付いてきたころに彼女が言った。
「ねえ、兄貴、まだ肩が痛いよ」しかたがないから俺は車が着くまで彼女の肩をさすってやってた。

なんて言うんだろ、俺によしよしされながら、少し恥ずかしそうに向うを向いて安心した感じの表情のミンミンを見て、
長い付き合いで、初めて可愛いなんて思ってしまった。
その時間は俺も幸せな気分で、今夜の苦々しい体験のことなんて、頭から飛んでいたと思う。

そして、車が目的地に着くと、ミンミンは一緒に降りてきて俺にお休みを言うと、再び車内に戻って行った。
にっこりとほほ笑んで、見えなくなるまで、バイバイって子供みたいに手を振っていた。

96: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/08 (金) 20:28:28.16

彼女が用意してくれてた部屋は、予想そりもはるかに豪華だった、って言ってもしれてるけどね。
それでも、俺と嫁が暮らしてた部屋よりははるかに良かった。
インターネット回線を始め、TVも冷蔵庫も洗濯機も電子レンジもあった、まあこの手の部屋には常識かもだけど。

風呂に入っていざベットに横になると、今夜のことがいろいろと頭に浮かんだ。対照的だったのは、
嫁のこれまで見たことも無い険しい表情と、帰りの車内で俺に痛めた肩を撫でられながら、優しげに、幸せそうな表情のミンミン。でも不思議と嫁のことはあまり苦痛じゃなかった。

もうどうでもいいっていうと、それも少し違うけど。ただ、俺は早く終らせたい、すっきりしたいって思う、今は。

サレ夫
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