>>239 オレはユーミンの卒業写真が流れてます
翌朝、またメール着信。
「あの公園で待ってます」
それだけのメッセージ。
日付も時間もなにも書いてない。いったいいつのことだよ?
また来年のホワイトデーにでも会おうとか言うんじゃないだろうな?
もし今日のことだったら平日で仕事あるし。
>>241
あなたはわたしの青春そのもの
まさに…そのままやんかいさ
>>242 泣けてきますよね。
朝から普通に仕事をするわけですが気になって仕方がない。
ついつい何度も携帯を取り出して見るわけです。
そしてとうとう我慢し切れなくなって、上司に早退を申し出るとあの公園へ向かうことに。
って、車を飛ばしても2時間以上かかるんですけどね。
でも、気になったまま放置したら同じことを繰り返すだけだと思ったんです。
せっかく恩師が作ってくれたワンチャンスなんですから。
白黒つけてやろうじゃないの!
キャー>>1さんカッコイー!!
>>244 実際は半べそだったんですけど
到着したのは夕方、ちょうど中坊の俺が彼女を夢中で撮影していた時間帯。
ところがその日は土砂降りの雨。いくらなんでもこんな中で待ってないよなぁ~
と半信半疑ながら例の場所へ……
キャー>>1さん可愛いー!!
>>246 おっさんですよ
彼女は……公園の東屋に座ってました。
横ナグりの雨の中、全身ずぶ濡れで。
「後輩さん! 何してるの!」
「ぅん……ぐすっ、ぐすっ……」
慌てて彼女を抱きかかえると、何も言わずに車へ押し込みます。
とりあえず服を替えて体を温めないと大変なことになると思って
気づいたら婆ちゃん家に向かってました。
婆ちゃん家に着くと唇が真っ青で蝋人形のようになっている彼女に風呂を勧める。
着替えは俺の古いスウェット上下があったのでそれを渡すことに。
下着は……とりあえずナシで我慢してくれ。まさか婆ちゃんのモノを渡すわけには
いかないから。
彼女が風呂に入ってる間に婆ちゃんに事情を説明しました。
婆ちゃんは俺の説明を聞く前にもう台所に立って暖かい豚汁を作り始めてるし。
俺はその背中に向かって事情を説明するけど、聞いてるのか聞いてないのか
黙って料理を続けている。
風呂から上がった彼女は婆ちゃんに勧められて俯いたまま豚汁を食べてました。
体が暖まって落ち着いたのか、ポツポツと話し始める彼女。
それによると……
事情聞く前に豚汁つくりはじめちゃうなんて、婆ちゃんかっこいいな
>>253 婆ちゃんには頭が上がらんです。
俺との再会、そして2回のデートで自分の気持ちは俺側に傾いていたとか。
ところがそんな状態が現彼にバレないハズがなく問い詰められて事情を話したとのこと。
現彼は怒るどころか彼女の返事を待つことなく強引に結婚の段取りを進めていき
その勢いに流されるうちに式場の下見や衣装合わせまでしてしまったらしい。
そして、どんどん外堀を埋められて遂に式の日取りまで決まってしまい両家で
招待客の数合わせとか主賓を誰にお願いするかとか具体的な話になってきた。
そんな状況にとうとう堪らなくなって俺に連絡を取ったのが、あのメール。
そこまで話して俺の方を見つめる彼女……
彼女大人しいって言ってたもんな
このまま彼氏に押し切られちゃうなんて嫌だぞ
>>266 そうなんですよ。断るのが苦手らしく。
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