飲みにいった数日後、電話がかかってきた。
シ酉の席では言わなかったんだが、俺の家に止まっている車を見てたらしい。
この親友、修理屋をやっており、前回俺の家の近所に来てたんだが
修理後のアフターで再訪問したら同じ車が来てると連絡が来た。
心配しすぎだと言い返し、くだらない話しして終わったんだが
正直、この親友普段こういう事に口挟む奴ではなかったので
ここまで言われると不安になってくる。
この日、家に帰って飯食ってるときにさりげなく嫁に忠告した
「男友達と遊ぶのもいいんだけど、一応ご近所さんの手前考えて欲しい。ところで今日誰か友達来てたの?」
「ん ん」
おや、親友の話と違うんだが・・・
それ以上は追求せず、この日が終わる
数日後、またその親友に連絡を取り頼んだ。
時間がある時でいいから近くを通ったときに同じ車が止まってたら教えて欲しいと。
俺と親友の証拠集め開始。
今更事なんだが、この時に俺が猛烈に怒り狂って嫁を追求してたら
後の○祭りは無かったのかもしれない。
分岐点があったとしたら、たぶんこの時だったと思う。
俺は家で元嫁の動きに敏感になる。どこかで必ずボロをだすはずだから。
携帯見せてと嫁にいっても、簡単に差し出すし別に問題ない。
料金が上がったかと言えば、たいして変わらず。
ちなみに元嫁、PC使えない。この点は安心だった。
服装や下着についても、特に真新しいのが増えたわけでもない。
家の中では特に不自然な事は何もなかった。
問題があったのは親友の方で、こいつ頼んでもないのに
車を見た日を几帳面にもメモしてた。
頼んだときに「礼はする」って言ったのを期待したのか。
メモの中身は特定の曜日に固まってる。そして時間帯は午後。
しっかり車のナンバーまで記録してある
週2回、午後に訪問してる事が判明。親友は「黒だね」と一言。
この時の俺、メモみて笑った。
怒るのが普通なんだがどうも怒りが頂点まで行くと笑いに変わるらしい。
だが、ここまでの親友との調査では浮気と言うには弱い。
関係を持ったという証拠がどこにもない。
親友に再び頼む。休みの日に張ってくれと。
曜日と時間がほぼ判っている状況で、難しくはない頼みだった。
そしてもう一つ、出かける事があったら行き先調べて欲しいと。
この後、俺はメモに書かれたナンバーから所有者を調べた。
俺の手元に来た所有者データには俺の知らない名前。
つうか親友使いすぎだろw
>>808
そういうツッコみ喰らうとおもったw
ただ、俺としては興信所使って、知らない奴に恥晒すより
付き合い長い親友の方がいいと思ったのよ。
で、そいつも「余計な事言ったの俺だし、出来る事あればやるし」て言うしw
まぁ、その分謝礼はしたんだが、きっと奴も喜んでやってと思う。
人の不幸は密の味っていうしなw
この後2週間、3回この俺の知らない男は家に来て2回出かけた。
この親友休みがシフト制なんだが、男の来る日にあわせて休み取ってくれた。
2回ホテル直行を確認し、完全にクロなのはこの時点で明らかなんだが
見てないから、証拠にならない。恍けられたらおしまい。
親友から連絡を受けた翌日
会社で、上司を通し社長に事情を話し休職願いを提出。
翌週、二人で現場押さえる計画たてる。
休職届出してから、俺は一人で親友が調べてくれた後をたどってみる。
計画といっても簡単だった。
元嫁と男が入ったホテルは、出口が一つしかない。
その上駐車場が一台づつ区切られており、部屋に直結してる
そう簡単に逃げられない。
だが、ホテルの部屋に押し入る事はできないので、部屋にに入ったのを確認して
電話で呼び出す事にした。
この日以降、休職しているのだが毎朝会社に行くフリをして
ボイスレコーダや、誓約書等買いそろえに走った。
現場を押さえるのと事情聴取する準備は整った。
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