「おはよう」
と朝目が合って、チュっとキ.ス.をされた。
その瞬間、すっごいドキドキした。
あぁ、私この子が好きなんだと思った。
年下とか会った回数とかじゃない。
心臓の高鳴りがそれを象徴してた。
「ごめん、我慢できなかった」
と言う彼に「いいよ」と笑った。
その日は彼が朝から仕事だったので
私は彼と一緒に部屋をでて自分の家へ帰った。
(私はその日休みでした)
彼と過ごした時間を思い出して心がぽかぽかしてた
その日もやっぱり彼からのラインは届く
「昨日はありがとう、大好きだよ。信じてね?」
なんだか本当に嬉しかった。
その日の晩、私は後輩と飲みに行った。
後輩に早速彼とのことを報告する。
おシ酉も進みながら、後輩も応援してくれていた
「先輩がやっと幸せになれそうで安心しましたよ」
なんて言っていた。
「そ〜いえば、彼の顔ないんですか?ラインの画像とか?」
後輩にそう言われて、携帯を見せた。ラインのトップ画像を。
すると表情が一変する後輩。
私は違和感を感じた。後輩の顔色があまりにも悪くなったから。
「どうしたの?」と聞くと後輩は自分の携帯を操作しだした。
慌てた様子で「ちょっと待ってくださいね・・・え?」なんて言ってる。
私も嫌な予感がしてきたんだ。
「先輩・・・これ・・・」
後輩は気まずそうに携帯の画面を見せてきた。
私はアカウントを持っていないけど、フェイスブックのページだった。
そこには昨日一緒に寝ていた彼と知らない女の子。
そしてどう見ても生まれたばかりの赤ちゃんが写っていた
記事の内容はざっくりとし覚えていないけど
「生まれました。これから家族3人で頑張っていきます」みたいな感じだったと想う
で?
>>19
レスありがとう、遅くてごめん
まぁもうすぐ終わるから
私はいわゆる放心状態。頭の中はパニックだったし
ここまできてもまだ「他人の空似?」「あ、お兄ちゃんの子かな」
とか自分が傷つかないように必タヒでいろいろ考えてた。
それでも記事を読んでいくと無情な現実の数々。
去年の暮れに婚姻届を出した記事、バレンタインの記事
ホワイトデーの記事、GWのデートの記事
すべての記事に彼の写真と名前が登場していたし、
そのページは奥さんのページだったんだけど、名前の名字が
2つあって、2つ目の名字は彼のものだった。
わかりにくいかな?田中(鈴木)はなこ←みたいな表記で
もちろん仮名だけどこの場合は(鈴木)が彼の名字。
私は絶望した。こんなこと本当にあるんだと思った。
あ、なんで後輩がすぐに分かったかと言えば
その奥さんの友達と後輩がすごく仲良くて
(後輩と奥さんは面識なし)その友達のページに
奥さんと彼が登場したことがあるそうな。
彼の名前は少し珍しいから印象強かった、とのこと。
こんなこともあるんだ・・・と思ったしなんだか悲しかった
「先輩、大丈夫ですか?なんかごめんなさい」
後輩が気まずそうに謝る。私は笑った。
「後輩は悪くないし付き合う前に気付いてよかったよ!
むしろありがとうだよ!」と。飲みかけのシ酉を一気に飲んで
彼にラインをした。「何してるのー?」いつも通りに送ったつもり。
しばたく待ったが返事がないので、後輩とは解散した。
コメント
恋愛脳はあらゆる倫理を駆逐するという良い例。
あらゆる人間に不誠実な人間なんて、笑顔が可愛かろうがツラが良かろうが、
罵倒して呪って然るべき。幸せを祈ってどうする。