二人とも完全に開き直っていて、昼間携帯取りにきたときとは雰囲気が全然違う。
子供が「ママが来た!」と喜んで玄関に走っていったのだが
「きゃーーーー」と叫びながら戻ってきて、Dの足にしがみつき、
「ママこわい、ママ怖い」と言いながら泣き出すほど。
BとC、二人が部屋に入ってきてすぐに、DがCをナグり、それを見たBがDをナグる。
DはじろりとBを睨んだが、ぐっと我慢して椅子にかけ直した。
私とAは怖くてただ本当に震えるのみ。
そのまま無言。
誰一人も口を開かない。
このままの空気は耐えられない、何か切り口があれば話すだろうと
私が話を切り出した。
私「いつから付き合ってるんですか?」
C「…3ヶ月前」
関係ないと言われるかと思ったら、素直に話してくれた。
D「一体どういうことだ」
C「…私、Bと結婚するから」
D「何言ってるのか分かっているのか」
B「俺もCと結婚するから」
A「(何も言えず)」
D「…お前たちはどうやって知り合ったんだ」
C「は?ナンパ(なぜか威張って)」
話を聞いていくと、BがCをナンパして付き合いだしたらしい。
それも、「俺、結婚してるけどいい?」と言ってナンパしたとか。
Cも自分が結婚してることを告げて付き合っていたそうだ。
C「とにかくー私Bと結婚するからー」
B「俺もCと結婚するから」
私「ちょっと、Aはどうするんですか?」
B「俺はAと結婚して後悔してるんだよ!!」
A「(泣き出す)」
B「…」
A「…私、妊娠してるかもしれないの…」
B「…え」(少し顔つきが変わる)
私「Cさん、Bさんには他に女の人がいるって知ってるんですか?」
C「…え…?」
C硬直。
Dは興信所で調べた書類をCに渡す。
Cはそれに一通り目を通し、
C「どういうこと?」
B「…」
C「私だけじゃなかったの?」
何も言わないBに、Cは痺れを切らしたのか、
Bのウィルコムを奪い取り、メモリを見る。
そこには女の人の名前がずらり。
C「…最低!!」
B「…」
そのまましばらく沈黙が続き、
Cは泣きそうだったのだが、ため息をつき、
C「この人ぉー、私と付き合うために消費者○融から200万借金してるよ」
( д) ゚ ゚
Bに裏切られたCはBに対しても開き直り、
借金のことや、○ックスのことなどペラペラと話し出した。
怒ってドナるD。開き直って全てを話すC。ふてくされるB。泣くA。
(その状況とBとCとDが怖くて、あまり話が頭に入らなかったのでうろ覚え)
全部話し終えたCが黙ると、また沈黙。
いつ何が起こるかわからないその沈黙が怖くて、私がまた話を切り出す。
私「Eさんは、本当に友達の友達なんですか?」
B「…付き合ってるよ」
この間、ずっとAは泣きっぱなしで何も言わなかったんだけど
ついにキレたのか、Bのウィルコムを奪ってEに電話をかけた。
A「もしもし?」
E「もしもし?B?え?誰?」
A「あなたBと付き合ってるんですよね?」
E「…あなた誰ですか?」
A「Bの妻です。Bは結婚してるんです」
E「え…うそ…」
A「いつからBと付き合ってるんですか?」
E「え…6年前から…」
A「…え?」
6年前といえば、AとBが付き合いだした頃。
A「6年前のいつ?」
E「…5月です」
A「…私とBが付き合いだしたのは3月です…」
E「…」
A「…」
E「…あの、Bにかわっていただけますか」
A「…嫌です」
E「…」
A「…」
E「…分かりました、知らずとはいえ、申し訳ありませんでした」
こんな感じで電話終了。
その間、開き直ってタ○コをすってるB。
A「どういうこと?私と付き合って2ヵ月からずっと浮気してたの?」
B「あー。だってお前俺が初彼だろ、つまんなくて」
A「…ひどい…だったら結婚なんてしないでよおおおお」(泣き出す)
誰も何も言えずにまたまた沈黙。
それを破ったのはDだった。
D「そんなこと私たちには関係ないからどうでもいいんだが、
とりあえずCの件に関しては慰謝料を請求させてもらいますから
結婚してると分かっていて手を出したんだからな」
Cはすさまじい低レベルっぷりだと思ったが、
Bはその斜め上をいくね。
なんせ期待を裏切ってない!
既婚者がナンパしてかつ堂々とそれを言い張り、
女と付き合うためだけに消費者○融に借金!
すごいよこの男。
人類史上の馬.鹿の見本として博物館に飾れるよ。
B「…」
A「…はい」
私「ちょっと待ってください。
CだってBが結婚してるの知ってたはずでしょ?
そっちだけ一方的に慰謝料っておかしくないですか?
ねえA、あんたも言いなよ」
A「でも、浮気したのはBだし、ちゃんと払うよ」
私「いや、あんただってBを寝.ト.られた形になるんだよ?
あんただけ払うのはおかしいでしょ。
Dが慰謝料もらえるなら、あんただってもらえるはずでしょ」
私は法律のことなんかさっぱりわからないので、間違ってるかもしれない。
でもAだけが慰謝料を払うのは納得がいかないのでゴネ続けた。
D「わかった。
確かにあんたの言う通りかもしれない。
だが、私はBにナグられている。
こんなのは身内の恥だからK察には行かないが、
慰謝料として、5万払ってもらう」
今考えれば、今すぐ現金で5万なんてなんだかおかしいような気もするけど
そのときの雰囲気や空気では、おかしいなんて気づくこともできず。
Aはおとなしく5万をDに渡した。
D「お前は一体今後どうしたいんだ」
C「…別に、どうでも」
D「私は別れる気はない。子供もいるんだ」
C「…」
D「今後Bとは一切連絡をとるな」
Dも結構DQNだね
同じく浮気されたAを責めてどうする。
そう言って、DはCから携帯(ウィルコム)を奪い、二つに折った。
それと同じく、AもBからウィルコムを奪い、叩きつけて壊した。
二人に、もうお互いに連絡はとらないと誓約書を書かせ、
DはCと子供を連れ、帰っていった。
二人がその後どうなったかは知らない。
Dは別れるつもりはないみたいだったけど。
そのまま私も帰宅しました。
その後のAとBは、話し合った結果、なんとやり直すことに。
なんでも、私が帰ったあと、Bが
「別れるのは仕方がないと思う。けどもう一度やり直してくれるなら頑張りたい」と言ったとか。
私が「結婚したことを後悔してると言ったり、200万借金してたり
5年間ずっと二又かけられていたのに別れないの?やり直せるの?」と聞いたら
「16の結婚で、周りのみんなに祝ってもらって、今更別れられない。
両親も孫がいつできるか楽しみにしてるし、家のローンも払ってもらってるし、
それにまだBが好きな気持ちもある。
今後ずっと疑っちゃったりするのが分かってるけど別れられない」
と、何を言っても無駄な様子。
釈然としない最後で、私も疲れ果ててもうどうでもいい。
以上で修羅場は終わりです。
ピザの部分は端折ろうと思ったんだけど、どうしても悔しかったので書きました。
私もAに、
「子供もいないし、若いんだし今ならやり直せる。
浮気と借金は30過ぎたら絶対治らないし、
両親だってAが幸せになるのを望むはずだよ。
Bに慰謝料ももらえるし」と言ったんだけど
やっぱり両親のことや、祝福してもらったのに今更離婚できない
という思いが強いみたい。
しかも、実はBはCとE以外にも一晩だけとかで何十人って浮気してたんだけど
それを言っても、
A「そうだよね、付き合ってすぐから二又かけられてたんじゃあ
態度も変わらないはずだよね…なに幸せ感じてたんだろう。ふふふ(泣き出す)」
という感じ。
愚痴に付き合うのも、Bの話を聞くのも疲れていたので
今は連絡をとっていません。
でもたぶんぎくしゃくしながらも一緒に生活してるんじゃないかな。
子供ができていたのかも不明。
これ今年の初めにあった出来事で、
未だにピザは食べれていません。
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