それからはいよいよ気まずくなった。
まず2号君が
・挨拶一切しない。
・そもそも俺の話を聞かない。
・夜、寝るときに自分の方にS子を持って行き話さない。
・俺の服が破かれてる。
・格闘ゲームしてくれない。
などなど。
小学生のいじめですか?ってくらい些細なことをするようになった。
決定的だったのは三人で撮った写真の俺の顔だけが切り抜かれたことだった。
いい加減頭にきて文句を言おうとした。
だけど写真を見て先に切れたのはS子だった。
「2号君、いい加減にしなよ!そんな影でわかりやすい嫌がらせするなんて最悪だよ?!
三人で楽しく撮った写真なのになんでこんなことするの?!」
それを聞いてガンダムの雑誌みたいのを見てた2号君が止まった。
そして立ち上がる2号君。
ちなみに俺の身長181cm、2号君の身長180cm、ついでにS子の身長158くらい。
俺ら2人が立つとS子がはかなり小さい。
立った2号君はS子を睨んだ。
「・・・ふざけんなよ」
あ、やばい。
絶対切れてる。
「お前ふざけんなよ!お前が結論出さないからこうなったんじゃねえか!
最悪?最悪なのはこいつだよ!」
と俺を睨む。
S子に怒っているのか、それとも俺に怒っているのか。
俺「2号君、落ち着けって。何か悪いことしたなら理由をおs「うるせえ!!」」
遮られました。
2号君「なんでお前ら2人してそうなの?俺が何したっていうの?!」
S子は泣きながら「写真切り抜いたり無視したりしてたでしょ?!」
2号君「したよ!なに?それ!俺が悪いの?謝ればいいの?はいはいごめんなさい」
なんか錯乱してて2号君は話を聞いてくれる状況じゃなかった。
俺が何を言っても「うるせえ!」しか返ってこなかったから。
だけどS子が泣きながら床に座り込んだとき、2号君は「あ・・・ごめん。」と落ち着いてくれた。
俺が「とりあえず話そう?話はちゃんと聞くし、理解できることなら謝るから。」
となるべく優しい口調で言ったんだけど、俺の話は無視する2号君。
S子に向かって「ごめんね、ちょっと落ち着くから泣きやんで?」
と言い優しくなだめる。
その後2号君は自分の荷物から彫刻刀らしきものを取り出した。
そして俺が止める間もなく自分の手の甲に突き指した。
俺「ちょっと!なにやってんだよ!」
まじでびびった。
切れた人は刃物を持って相手に襲い掛かると思ってたのに、まさか自分に襲い掛かるなんて。
S子は「もうやめてよ、お願いだから」と言って泣いている。
2号君「大丈夫、こうやって自分の血を見ると落ち着くんだよ。」
なるほど。
数ヶ月前、俺の腕を切って自分の腕も切ったのは、自分を落ち着かせるためでもあったんだ。
2号君が馬.鹿なことをやってるのを見て、いい加減イライラしてきた。
自分の手の甲を指して大丈夫?
俺からしてみたら子供がかまって欲しくて駄々をこねてるだけに見えた。
このまま放置したらどうなるんだろう?
結局誰かに助けを求めるんじゃないか?
そんな考えすら浮かんだ。
俺が「2号君、落ち着いた?」と聞いてみると
「うん、だいぶ落ち着いてきたよ。だけどお前の顔を見るともっと血が見たくなるくらいむかつくけどね」
みたいなことを言った。
つまり落ち着いていないらしい。
俺「なあS子、この状況どうする?多分2号君はお前を望んでて、俺が邪魔らしいんだけど」
そう言いながらS子の顔を覗き込んだ。
顔が青ざめてる。
そりゃそうか。
2号君の手にはまだ刃物が指さったままだし、血も落ちてる。
普通の人だったらびびるに決まってる。(ような気がする)
俺「なあ、2号君、お前が落ち着くためにやったことは結果的にS子を怖がらせてるんだよ?」
2号君「だから?お前がいなくなれば問題は解決じゃん!そんなこともわからないの?!」
ああ・・・一緒に遊んだ数ヶ月が嘘のようだorz
少なくとも俺は2号君とは上手くやっていると思ったし、仲のいい友達感覚だった。
俺だけだったんだね、そう思ってたのは。
コメント
いやいやいやいや、キモイキモイキモイ!!
経験あるけど3Pは全員が恋愛感情なしじゃないと絶対にしちゃダメ