そんな会話をしているとS子が「もうやだ・・・やめて」と崩れた。
俺「とりあえず刃物抜いて止血しろよ、まじで出血多量になるよ?」
2号君「S子が怖がってるから抜くけど、お前はどっかいけよ」
俺「今後のことはちゃんと話して決めよう、今はS子もお前もこんな状態だしさ」
2号君「は?俺は普通だよ?なに?俺のどこがおかしいの?」
やばい、まずいこと言ったか?
S子を怖がらせないように冷静を装ってたけど
刃物を持って手から血が落ちてる彼が、こっちを睨んでるのは普通に怖い。
2号君「何?びびてるのお前?かっこわりーw」
かっこ悪くて結構。
俺は命が大事。
だけどS子もまだ大事。
とか考えていると
2号君「お前相手に刃物使うわけねえじゃんw」
と言いながら刃物をポケットにしまった。
こんな会話をしている間にも手からは血が出て、床には結構な血が落ちてる。
そしていきなり顔を○られた。
血が出てる方の手でも○られた。
2号君は○りながら「ああん?ああん?」とか言っていたのを覚えてる。
しばらく○られたままだったけど、気がすんだのか彼はドアまで歩きながら
「S子が怖がるからこのくらいでwS子ごめんな?」
と笑いながら言ってた。
○られてるときから思ってたんだけど、正直痛くなかった。
こんな性格だからか、今までトラブルには巻き込まれてきた。
前に竹馬で○られたのに比べれば、本当に痛くなかった。
でもヘタレだから反撃しなかった。
起き上がってドアの横にある洗面所に入った。
2号君はその時ちょっと身構えたみたいだけど無視した。
鏡で自分の顔を見ると、まるで俺が血を出してるみたいだった。
振り返って床を見るとやっぱり血が。
これ普通に○人現場みたいだw
と飲気な事を思った。
だけど俺のヘタレはまだ続いた。
まだ平和に話し合い(もうなってないけど)で片付けようとしてた。
俺「2号君も止血しなきゃならないからさ、とりあえずS子落ち着かして病院行こう?俺も着いてくから」
本当に真剣に止血しないとやばいと思った。
俺「後で○りたければ○っていい。でもとりあえず止血じゃね?」
2号君はS子の隣で黙ってた。
とりあえず自分の顔を洗い、服を着替えた。
S子を立たせて「ちょっと2号君を病院に連れてくから待ってて?」と言ってみる。
S子は心配して何か言っていたけど、大丈夫だからと言って2号君のところに行った。
2号君「病院行くわ、でも着いて来なくていい、一人で行くから。」
どうやらやっと普通に戻ってくれたっぽい。
俺「そんなに血を出してたら説明も必要だって。変な事は言わないから一緒に行くよ。」
そう言いながらドアを開けると、2号君は無言で着いて来た。
とりあえず、俺のタオルを貸して手に巻かせた。
バイクの後ろに2号君を乗せて病院へ。
病院で事情を説明するときに、「二人で日曜大工してたら手の甲に刃物が指さった」と説明しておいた。
実際ポケットに刃物が入ったままだったので、説明はすんなり信じてもらえた。
病院で2号君はほとんど喋らなかった。
バイクで帰って家の前まで来るとやっと喋ってくれた。
「今から俺S子に謝って別れてくるわ。だからちょっと外で待ってて欲しい。
絶対に変な事はしない。お前にも謝る。ごめん。」
なんか真剣な話し方だったので、OKした。
タ○コを吸って待ってると、ほんの数分で2号君は出てきた。
自分の荷物が入ったバッグを持って。
「S子には謝ってきた。怪我のこと心配してくれたよ。俺が自分でやって怖がらせたのに。」
俺「反省してるんでしょ?じゃあいいよ。俺にはもう謝ったからそれもいい。」
2号君「うん、それと俺別れるわ、S子ともお前とも。」
俺「まじ?俺とお前付き合ってたの?w」
2号君「とりあえず先に荷物置いてくる。明日また来るからちゃんと話そう」
俺「わーった。待ってるよ。」
こんな感じの会話をした。
俺は家の中に入って事情を説明した。
S子はわかってくれたが、明日自分からもちゃんと話すと言っていた。
コメント
いやいやいやいや、キモイキモイキモイ!!
経験あるけど3Pは全員が恋愛感情なしじゃないと絶対にしちゃダメ