1「大丈夫?何でこうなるのに飲むの」
天然「すみません」
1「はよゲロしてこい」
天然、軽い。脇を支えてトイレに連れて行くと、天然はドアの前で止まった。
そのまま離れない。どうした?と聞くと、いきなり抱きついてきた。
めちゃくちゃびっくりした。硬直してると、よじ登るみたいに足まで絡ませてきた。
1「何してんの、重いんですけど」
天然「1さんいい匂いしますねぇ」
天然は胸のあたりに顔をうずめてくんくんしてきた。くすぐったくて不覚にもドキドキした。
1「やめよう、離れて」
天然「なんでぇ~。1さん愛してるよお」
1「はいはい、冗談言わないでね」
天然「本当だってば!」
天然は何故かお腹をぼこぼこ叩いてきた。
1「酔ってるね」
天然「酔ってません!」
引き剥がそうと思えばできたけど、なんかできない。
天然はくんくんを続け、背中をさすりだした。
1「天然さん、ちょっとおいたが過ぎませんか」
天然「1さん愛してるよぉ。結婚しよう」
1「いや…」
天然「養ってあげるからさ~」
1「いやいや」
そのとき、思わず悲鳴をあげてしまった。天然が服の中に手を入れてきたからだ。
めっちゃ冷たい手で、お腹をさわさわしてくる。
やばい、これはやばいとほろ酔いの頭でも思い始めた
1は天然のことをどう思ってたのさ
>>76親友
ちょっと真剣なかんじで、天然の肩を押した。
天然「あー」
1「やめろ。なんかいやだ」
天然「なんで?」
1「こういうのは、軽々しくしない」
天然「1さんになら襲われてもいいですよw」
天然は、今まで見たこと無い顔してた。なんか色気があって、天然じゃないみたいだった。
何もいえないでいると、天然は変な鼻歌を歌いながら寝室に引っ張っていこうとする。
天然「1さん、おいでおいで」
1「や、いいよ。ソファで寝るし」
天然「意気地なし!いいからはよ来い!」
天然は初めて声を荒げてきた
情け無い話、ちょっと泣きそうだった。天然はこういう子じゃないし。
頭が追いつかないというか、冗談なのかマジなのかが全然分かんない。
体を低くして抵抗してると、いきなり天然が手を離してみごとに転倒。
すると天然がお腹に跨ってきて、けらけら笑った。
1「いや、重い重い!どいて!」
マジ抵抗してると、天然はピタっと笑うのをやめた。
1「なんか怖いんですけど」
天然「好きです」
1「そっち系で?」
天然「うん」
1「マジで?」
天然は何も言わないで、胸倉掴んでちゅってしてきた。人生で多分、一番ビビったわ
1って不能か何かなの?(真剣)
お互いフリーでお互いのことよく知ってる関係で天然がこれだけアプローチしてきてるのに返事が曖昧な>>1は俺と魂入れ替えたほうがいい
5秒くらいで天然は口を離した。ほっぺたが真っ赤になっていた。
1「何してんだ!」
天然「ちゅーー」
1「友達にすることじゃいないだろうが!」
天然はまた、今度はほっぺたにキスしてきた。
もう半泣き状態。可愛い親友の天然ちゃんはどこに行ったんだろう。
体が震え始めて、心臓ばくばくで硬直してると、天然が立ち上がった。
天然「あのねー、好きだから」
1「もう勘弁してほしいです」(小声)
天然「しないw」
天然はふらふらと寝室のドアに近づいて、ドア開けた。
天然「待ってるからw」
1「馬鹿じゃないの、何もしないよ」
天然「頑固だなぁ~」
1「だって、友達だし」
天然「今からそれ以上になるんじゃん」
1「いや」
天然「心の準備が来たらおいでな」
天然は言い捨ててドアを閉めた。
5分くらい、その場に座り込んでいた。
まあ確かに天然は、ベタベタすること多かった。ふつうに抱きついたりするし
「1さん愛してる」も口癖だったし、普通に冗談だと思ってた。
けど、いくらなんでもこれはアレだ。
それに天然は、今までと違ってすごく真剣な口ぶりだった。
酔いにまかせて立ち上がって、寝室のドアを開けた
ベッドの上で、天然は体を丸めていた。普通にシタギ見えてた。
1「おーい」
天然「…」
天然は何も言わなかった。思い切って、肩を叩いてみた。
ごろんとひっくり返った天然は、口開けて爆睡してた
>>96
ワロタ
おいwwww
これでやらないのってフィクションくらいだろ
それか不能
は?と思ったね。
さっきのは何だ?と。
強めに頭を叩いても、大声出しても天然はぐっすりだった。
天然との付き合いは長い。高校時代から親友だし、気が合う。
天然と喧嘩なんかしたことないし、いらつくことすらなかった。
しかし、ここで初めてこの女に復讐心が湧いた


コメント