間男「それはやめてくれ」
俺「この計画をそのまま実行するかどうかは別にして
少なくともあんたの嫁には伝える。
お前のせいで俺の家庭は壊れてしまった。
これからお前の家庭も壊れればいいんだ」
間男「嫁には言わないでくれ」
俺「職場にも知られない。嫁にもばれない。
そんな都合のいいことが認められるわけないだろ」
間男「勝手な言い分だが、お願いだから内緒にしてくれ」
俺「では200万プラスしてもらおう」
間男は迷ったものの最終的には要求通り700万の慰謝料を認めた。
数日後、間男から振り込みがあった。
嫁に内緒という事は間男は親に泣きついたか
職場で積み立てている預金をこっそり使ったのだろう。
しかし、これでは終わらせない。
俺は作戦の第三弾に移った。
実家に帰らせていた嫁を呼び寄せた。
俺「間男の家に行って結婚を迫って来い。
もちろん俺の指示とは言わずに、
離婚されたから責任とってくれと言え。
相手が離婚になれば慰謝料は免除するよ」
嫁「言われたとおりにします。それから慰謝料は必ず払います」
俺「向こうの嫁から慰謝料を請求されるかもしれないが気にするな。
俺が全額払うから思いっきりやって来い」
嫁は向こうの家に行って玄関先で
浮気したこと離婚したこと間男に結婚を求めることを大声で叫んだ。
間嫁とはどなり合ってけんかになった。
嫁爆弾は繰り返し行われ近所にもすっかり広まった。
さらに職場にも押しかけたため職場にも知れ渡った。
間男は離婚になった。
全てが終わった。
汚物二匹をあの世に送ってはじめて終了になる
まだ終わらんよ
再び嫁を呼び寄せて話をした。
その場でも嫁は何度も謝った。
嫁「あなた、ごめんなさい。あなた、ごめんなさい。あなた・・・」
嫁「あなた、あなた、あなた・・・」
嫁「あなた、こんなところでうたた寝したら体に毒ですよ」
俺はいつの間にか寝ていたようだ。
風呂からあがってきた嫁に起こされた。
そうか、嫁の携帯にメールが届いたのは夢だったのか。
ずいぶん長い夢を見ていた。
変な夢を見たものだ。でも少し理由があるのだ。
気にしないようにしていたのだが
あれが気になっていたんだな。
昨日、嫁が電話しているのが少し聞こえたのだが
そのとき「完全犯罪」という言葉が聞こえた。
もしかして間男と共謀して俺の○害計画を立てているのか。
こんな気持ちでいたら毎日寝不足になりそうだ。
そこで思い切って嫁と話をした。
俺「何か困ったことがあるのか。あれば言ってくれ」
嫁「困ったことはないです」
俺「なんだ、その無表情で棒読みの返事は」
嫁「やはりわかってしまいますか」
俺「まあ、なんかあるんだろうな、くらいはわかる」
嫁「じゃあ、私が何を考えているかまではわからないという事ですか」
俺「わからないから聞いているのだ」
コメント
面白かった
ネタならネタとタイトルに入れて
修羅場期待してこれは無い
これもうフィクションじゃないかな…
嫁なんていなかったんやってやつ
※2
タイトルに「ワロタ」とあるのだから修羅場を期待したらいかんだろ
楽しかった
よそで最初のところは読んだことがあったが全体を読んだのは初めて
おもしろい
もう続きはないのだろうか
あれば読みたい
案外最後の夢オチが創作で、それ以前が現実なのでは?現実逃避?