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父「○○という名の女は、本当に我が家には鬼門だな...」【2/3】

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114: 105 2014/10/01 (水) 06:34:56.59

これからまた凄く長いと思う。
まとめる文才が無いので、許してくれ。

高校を卒業して大学時代は、あまり彼女を作らず、
バイクやアウトドアの趣味に走ったりした。

大学の終わりで、高校時代の同級生だった女とつきあい始めた。
そいつがまあ、人生で最大の失敗だったと思う。

高卒で既に社会人だった彼女は、
つきあっている彼氏と別れようとしていた。
彼氏には本命が居て、自分は2号的な立場で辛い、
と言っていた。



で、彼女とつきあって半月くらいして、
電話で「元サヤに戻るかも知れない」と言われた。
かなりショックだったが、わかった、としか言えなかった。
クリスマスが近かった。

だが彼女はその後も俺に連絡してきて、俺と会ったりしていた。
揺れ動いていたんだろうな。

クリスマスどうすんの?と聞いたら、彼と会う、と答えてきた。
俺の立場は?とストレートに聞いたら、ごめんなさい、と謝られた。
彼とは会って食事して帰るだけから、後で連絡する、と言われた。

クリスマスイブの夜、23時ぐらいに、彼女が家に来た。
泣きながら歩いて来たようで、化粧がぐちゃぐちゃになっていた。
俺は部屋に上げて、理由を聞こうとしたが何も言わない。
抱きついてきたので、そのまま抱きしめた。

上衣を脱がし、顔や体にキ.ス.をすると、気づいた。
他の男の生臭い匂い。彼女の胸元に、液の匂いがモロにした。
もう舐めちゃった後に気づいたが、男のアレの味もした(ウゲーだ)。

「シャワー浴びなかったんだ」

俺がそう言うと、彼女は顔が蒼くなった。

「ごめん」と言って俺は洗面台に走って行った。
マジに吐き気がした。

彼氏に抱かれた後、その彼氏はさっさと本命の彼女に会いに行ったらしい。
それで彼女は俺の元に来た、という流れ。
彼女の他の男に抱かれた臭いの生々しい記憶は、結果としてかなり尾を引く事になった。

115: 105 2014/10/01 (水) 06:37:38.46

その後、彼女は彼氏と正式に別れたと言った。
俺自身は、最初は彼女との距離を測りかねたよ。

だが、彼女は俺を本命としてつきあい始めた。
彼女は「尽くす女」で、家に来て料理とか洗濯もしてくれるようになった。
父にも料理を作ってくれた。

そしてまもなくだが、彼女の秘密も打ち明けられた。
俺とつきあう前の彼氏の為に、相当額の借金があると。
流した子もいると。

ここで言う、不良物件だったよ。
だが、高校時代から良く知っていたし、決して悪い奴じゃない事も知っていた。
実は高校時代、彼女に片思いしていた時期もあったから。
実際の所、前の彼氏に尽くしすぎて、俺の元に来た、という具合だった。

その時、彼女は23歳。
その時はまだ、俺にも彼女にも沢山の未来があると思えたよ。

前の彼氏の「生臭い臭い」はトラウマになっていたが、
彼女を激しく抱いて頭の中から消そうとした。
菅能的に激しく体を責めるような行為を、あえてしていたと思う。
俺との行為で上書きさせて、前の彼氏の事を思い出させなくしてやろう、
それで俺の中でのトラウマも消えると思った。
そうやっていく内に、本当に俺のトラウマも消えていった。

大学を卒業し、内定していた中小企業に入社。時はバブル時代。
俺と同じ年でも、OL経験の長い彼女は、新卒リーマンの俺を良く支えてくれた。
入社したその年は、特殊な部署配属予定で人間関係で苦労したが、
先輩OLの扱い方など、彼女がアドバイスしてくれて助かった。

彼女には、生活費などを少しずつだが援助した。
前の彼氏のせいで親に勘当されて一人暮らし、
借金抱えた彼女の家計は火の車だったから。

だが、その年は結構楽しかった。
ドライブや海水浴、花火、アウトドアなど、
費用は全部俺持ちだが、若者らしい遊びをして彼女と過ごした。
一番、気持ちが接近していた頃だと思う。

彼女も本当に俺の事を好きになってくれていて、
逆に悩むようにも成っていたみたいだ。
彼女が嫉妬するようにもなってきた。

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