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私に彼以外の別の好きな人がいる らしい という噂が広まった【長編】

シタ女
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38: 25の続き 2001/08/11(土) 04:22

その提案とは…

  私が、最近Kと仲が良いみたいだとMが彼に
  さりげなく言い、元々やきもち焼きの彼の心を
  疑わすようにもっていく。
  もし彼が私に聞いてきても、私には心当たりもないので
  私は当然知らないと答える。
  Mは彼との幼馴染なので、一応信用は厚い。
  彼は、Mが意味もなくそんな嘘を言わないと思っているので、
  Kとの事を隠す私に不信感を抱くようになる。
  もし彼が、Kの方に聞いてきたら、Mと話した通りに話を
  合わせればいい…。

私は、その話を聞いても何も感じませんでした…。
信じていたMと、今まで親身に相談に乗ってくれていた
K…。この二人が私と彼を別れさそうと、騙していた…。

私「じゃあまさか…。あの時、ロッテリアまで
  乗せてくれたのも…?Mから聞いて門で待ってたの?」
K「…うん。」

それを聞いて、ロッテリアに着いた時、Kが丁寧にガラス張りの
建物の正面で自転車を止めた事、
そして中へ入って見た彼の態度とが繋がりました…。

Kは彼に見せつける為に、わざわざ彼から見える
場所で私をおろしたのです…。

43: 38 2001/08/11(土) 04:32

わたし、明日早いのでまた明日書きに
来ていいでしょうか?
ながながとごめんなさい(^^;
まだあるんです…。
うざかったら言ってくださいね。

44: 恋人は名無しさん 2001/08/11(土) 04:33

お待ちしております

165: 43の続きです。 2001/08/12(日) 00:51

Kから話を聞いている間、まるで私は感情が
なくなったようでした。
悲しみも、怒りさえも起こりませんでした。
Kの口から発せられる言葉が、全て嘘の
ようでした。
Kの目を見ることもないまま、
淡々と聞いていたように思います。

そんな中、1つだけどうしても気になる
事がありました。
「Tは…?TとMはどうなったの?」
私が聞くと、Kは答えました。
「それが俺にもわからない…。」と…。

169: 165の続きです。 2001/08/12(日) 01:01

Kの話では、Mは今までに、何度か
彼からの相談を受けていたらしいのですが、
詳しい内容まではわからない、という事
でした。

“二人で会っていたりしたのかな…”
ふと、そんな考えが頭をよぎりました。
その時、改めて彼のことを好きなんだという
自分の気持ちに気付きました。

二人で会っている場面を想像するだけでつらかった。
Kは、本当に反省していると言いました。
そして、Mとも話をしようとも言いました。
わたしは、そんな気にはなれず、嫌だと繰り返し言いました。
彼の気持ちは、すでにMに向いている気がしたから。
でも、私はそれが事実だったとしても、
認めたくなかったのです。
どこまでバカにすれば気が済むのだろう?そんな風に
思っていました。

172: 169の続きです。 2001/08/12(日) 01:08

でも、ちゃんと話をしなければいけないことも
わかっていました。
彼に逃げられてばかりでは、私たち二人の関係も
あやふやなまま終わってしまう。
それだけは嫌でした。
だから、話をする事に決めました。
二人では心もとなかったので、Kを交えて三人で
話をする事にしました。

180: 172の続きです。 2001/08/12(日) 01:21

三人で席に着くと、Mはむすっとした顔で
「何?二人揃って。」と言ってきました。
私は、その時に初めて怒りが込み上げてくるのを
感じました。

K「何じゃないだろ。もう俺、正直に話したんだよ。」
M「正直って、何を?」
K「Tに対して言った嘘も、みんな言った。おまえも、もう
  ちゃんと話せ。」
M「何なの?同じ事しといて、一人だけいい人ぶんないでよ。
  Yの事好きなんでしょ?正直、別れてくれたらいいのにって
  思ってたでしょ!?」

私は黙って聞いていました。
本来なら、私が話さなければいけないのに…。
だから、私も聞く事にしました。

私「Tと…どうなったの?あの時家に来たのって、
  ほんとにCD借りに来ただけ?違うでしょ?
  いいかげんに、ほんとの事言って。」
M「どうなったって関係ないでしょ。
  別れたんだから。」
K「まだ別れてねぇよ」
私は、別れたんでしょと言う言葉に、あぁ、
そういう事になってたのか…と思い、
自分でもどうしてかわからないんですが、彼の携帯に
かけている自分がいました。

190: 180の続きです。 2001/08/12(日) 01:35

KとMの戸惑った視線の中、私は彼の番号を
呼び出しました。

私「…もしもし?お願いがあるんだけど、今から○○に
  来てくれない?最後の話がしたいんだ、いいでしょ?」
彼「…あぁ。わかった、今から出るよ。」
そして電話を切り、Mの方を向くと、
Mは何のつもりかと聞いてきました。

私「何のって…。Tがいた方がいいでしょ。
  言いたい事言えるし、付き合い宣言したければすれば
  いい。あたしも言いたいこと、たくさんあんの。」
M「…バカじゃないの?結果は一緒じゃん。あたし
  謝らないから。わかんないでしょ?ずっと好きだった
  人と、Yが一緒にいるのを見る辛さなんて。」
K「…M、おまえ、バカだろ。…まぁ後で言うけど…。」

私は、Kの言うバカの中身を、その時は違う意味で
とっていたのですが、彼が来てからやっと
その意味がわかりました。

200: 190の続きです。 2001/08/12(日) 01:49

彼が来て、私は真っ先に、別れているのか
と聞きました。

彼「……。」
M「別れたんでしょう?言ったよね?別れるって。」
彼「……。」
M「まだ別れてなかったの?…じゃあ、急がさないから…待ってるから…」
私「ごめんね、M。私は急いでんの。T、どうなの?」
彼「…別れてない。」
M「でも、もう嫌なんでしょ?あんなにフラフラしてる女嫌だって
  言ってたよね?」
彼「……。」
K「……おい…おまえ(M)ほんとの事言えって!おまえが言わないなら
  俺が言うぞ」
M「…何言ってんのよ…いきなり」
彼「ほんとってなんだよ」

そして、Mの必タヒの止めも聞かず、Kは全てを彼に
話しました。
彼の表情が、こわばっていくのがわかりました…。
彼「…なんなんだよ、バカみてぇじゃんか!ふざけんなよ…。」

彼がそう言った後、Kがおもむろに話し始めたのです。
「おい、T…おまえも正直なこと話せよ。
 他校に女いるんだろ?」

その言葉に、私だけではなく、Mも凍りつきました。

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