数日後、彼女の家にお邪魔した
彼女を含め5人の女の子に駐車場までお出迎えされた時は悪い気はしなかった。
そこでもリエとは何の進展もなかったと俺は思ってる。それからメールするようになった程度だ。
その日は、お礼を言われ、クッキーを貰い、彼女達からの質問攻め。
仕事はどうなのか、彼女とはどうなのか、果てはどういうセ/ッ/ク/スしてるのか。
地味なグループだけあって、皆経験はなかったのだろう。キャーキャー恥かしがってはいたが、興味津々といったところだ。
仕事も順調でそれから1年がすぎた。
俺は当時付き合っていた彼女からふられた。
理由は、会えないから淋しすぎる。
建設会社で働いていた俺は、夜間作業の現場に入っていた。
彼女が一緒に暮らしたいと俺に話してきたから
きついけど残業代がすごい夜間作業に志願したのだ。
睡眠時間も無く、居眠り運転で事故を起こした。
それでも当時愛した彼女の為、ほんと氏ぬきで働いた。
そんな彼女から別れを告げられたが、まだギリギリ耐えてた。
だが、別の男にね取られたとわかり、最後に会った時の彼女の一言が
俺にトドメを刺した。内容はカット。
仕事にもまったくやる気が出ず辞めてずっとダラダラとしていた。
手元には100万近い貯金。
タカシとただただシ酉を呑んでいた日々だった。
実家に住んでいたが、まったく家には帰らなかった。
しかし、そんな日々から救ってくれたのがリエだった。
携帯に着信があり、とりあえず番号も確認しないで電話に出た。
何も言わなかった。どの電話に対してもそんな感じにしてたと思う。
無言の時間が数十秒
リエ「・・・先輩・・ですか?」
俺(俺の携帯だから俺だろ・・何言ってんだコイツ・・)
リエ「グス・・・先輩・・グス・・」
俺(何泣いてるんだコイツ・・)
リエ「私が・・私が今度は助けます!」
その後色々と言われたが、「お疲れさまでした。」の一言を聞いて俺も泣いた。
内容はご飯を食べろとの事。
誰に聞いたのかは知らないけど俺が彼女にふられ、それはそれは落ち込んでる。
病んでる。あれは氏ぬと聞かされたらしい。
それからすぐ、リエが一人暮らしをしているアパートでご飯を食べる約束をした。
一人だと絶対に食べないだろうから目の前で!ってことらしい
車で4時間、リエのアパートは遠かったが、ここから離れれる!っていう気持ちもあってリエの家に行った。
約束の日に行くと一人暮らしの小さなテーブルにこれでもか!ってくらい料理が並んでた。
俺が好きだって言ってたシ酉のボトルを見せられた時。その場で崩れ落ちて膝を抱えてワンワン泣いた。
リエは俺をそっと抱きしめて背中をなでてくれてたと思う。
気が付けば明るかったはずの外がもう暗くなっていた。泣きながら寝てしまったと教えてくれた。
俺「かっこ悪いとこ見せたね。色々ごめん。」
リエ「いえ、先輩の事がまた一つわかりましたから~」
と笑ってくれるリエに本当に救われた。料理も美味しいとは言えないが
暖かかった。料理は冷めてるんだけど暖かい。
何回もお礼を言いながら、久しぶりのまともな食事だった。
その夜、俺はこれからどうするのか?って話になった。
俺「もうあそこに戻りたくねぇ・・」
リエ「じゃぁ引越しですね!」
俺「そうだなぁ・・・どっか遠くいくかー・・貯金もあるしな~」
リエ「あ、あの!先輩さえよけれb・・・ごにょごにょ・・・」
俺「うん・・ありがとうな。でもなぁ・・・まだ好きなんだわぁ・・」
本日何回目かの沈黙
リエ「それでも・・・私は負けません!私のことを好きにさせてみせます!」
さすがに何となく、リエの気持ちに気付いていた俺。
俺は付き合うとか考えられないと伝えた。しかし彼女はそれでも言いと
あんな辛そうにしてるのは見てられないと言って一緒に住もうといいはった。
あんなおとなしかったリエが頑張ってた。
結局、リエの提案通り同居することになった。
でも付き合うとかセ/ッ/ク/スとかいっさいなくて、ルームシェアみたいだった。
3日はゆっくりさせてもらい、そこからバイトを探し出した。幸いすぐバイトは見つかり近所のスーパーで働いた。
そんな生活も慣れてきたころ、タカシから電話があった。
タカシ「彼女できたあああああ!」すごくハイテンションだった。タカシ曰く「彼女を見に来い」
俺は地元に戻りたくなかったが、リエが一度行ってみるといいと言った。
一緒に来て欲しいと俺はお願いしたが、それは出来ないと言い張った。
リエ「無理なら途中で引き返せばいいと思うんです。電車じゃないから辛くなったら引き返せばいいんです。」
そんな事を真面目に話すリエに後押しされ、俺は久しぶりに地元に戻った。
途中で何度か車を止め、その度に嘔吐したがなんとか地元へ。到着したのは21時を少し回った頃で
すぐタカシの部屋に行った。
そこでアミを紹介された。年齢を聞いてびっくり。彼女は16歳だ。
年齢だけ聞くとハンザイだろと思うが、みょうに大人びたアミにそんな事は思わなかった。
その後3人で街に出かけシ酉や色々と買い込んで来た。
買い物の途中で気が付いたんだが、アミが惣菜コーナーの弁当をずっと眺めていた。
(とりあえずカット。その弁当をめぐってタカシと色々あった。)
次の日、昼過ぎにタカシの家を出た。
俺「じゃぁな、また来るわ。」
自分の言葉に驚いた。また来るっていう言葉に驚いた。
友達すげー!って思った瞬間だった。それと同時にリエに会いたい!早く会いたい!
っていう気持ちがこみ上げてきた。
リエに今から帰るとメールし車を走らせた。
コメント