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私の父と私は血のつながりはない。血縁上の父親は私が生まれてすぐ出ていったそうだ。だから顔も名前も知らない

サレ児
この記事は約4分で読めます。

523: 515 2015/04/29 (水) 14:36:11

前夫は「しばらくしたら、父に離婚の話をしに行こう」と言っていたが、家出して1週間位で父と母の父が興信所を使って母の居場所を突き止めて、前夫の部屋に乗り込んできた。興信所で調べたため一緒にいる男が前夫だということも知っていた。

父は怒り泣いていた。

「子供たちを捨てたのか?」

父の顔を見たら何も返事が出来なかった。

母父からは絶縁を言い渡された。

この時やっと母は自分のやったことの重大さに気付いた。しかしもう取り返しが付かなかった。

気がつくと私は母を睨みつけていた。母が気持ち悪い人間に見えた。「キモい。っさいってい、あんたお父さんの気持ち考えたの?どんだけ苦労したかわかってんの!?」私はそう言って席を立った。

目まいがして真っすぐ歩けず駐車場で吐いてしまった。父はすぐに追いかけてきて、私の嘔吐が一段落すると「今日は帰ろう」といって、弟を連れてきて、母の所には戻らず帰った。

男を作って出ていった事は可能性として考えてはいたがよりにも寄って私を捨てた前父だったことがショックだった。父より前父を選んだ母が許せなかった。

2,3日後、私は父に「母を許すことはできない。母にそう伝えて欲しい」と言った。

父は「母の話はまだ途中だ。許す、許さないは全てを知ってから判断しなさい。母と会うのが嫌なら俺から説明する。」

私は母に会う気にはなれず弟も呼んで父からその後の話を聞くことにした。

524: 名無しさん@おーぷん 2015/04/29 (水) 14:36:15

お母さん、自分に都合よく話しているね

紫煙

525: 515 2015/04/29 (水) 14:43:30

読んでくれてる人がいますね!紫煙感謝です

では続き

夫と母の部屋に乗り込んだ後日、改めて話し合いの場が設けられて父が出した条件は「慰謝料の請求はしない。その代わり親権は絶対に譲らない。面会も一切なし。実家からも絶縁。もし、親権を望む場合は(多額の)慰謝料を請求する。」というものだった。母は混乱。

そんな母をよそに前夫はその条件を飲んで示談が成立してしまった。

「せめて面会だけも」と懇願したが父は「お前はもうあの子たちの親じゃない。」といって取り合わなかった。

前夫は「一人は俺の子じゃないんだし、子供なんてまた作ればいいじゃないか」と言っていた。

父はこんな男に親権を取られなくて本当に良かったと安堵した。

母は元夫とは再婚せず、元夫のもとを去った。

1人で地元を離れて部屋を借りてアルバイトで生活をした。私たちに会いたくて、父とやり直したくて謝罪の手紙を送ったが父は封を切らない状態で送り返した。それでも何度も何度も手紙が来た。

あまりにもよく届くので、父は「子供たちが気づいてしまうので手紙を書くなら職場宛にしてほしい事、一度でも子を捨てた人間を親として家庭に戻らせることは出来ない事。子供たちの写真だけはたまに送る」という事を書いて返信した。

そして母はたまに届く私たちの写真だけを楽しみに今まで生きてきた。

話を最後まで聞いても私は許す気にはならなかった。

「自業自得だよ。」と呟いた。

すると弟がノートを手渡してきた。「姉ちゃんが吐いてるときにお母さんから預かった。」

526: 515 2015/04/29 (水) 15:07:03

ノートは5冊有った。そのノートは母の日記だった。

「いつか私子と弟男がこの日記を見てくれると信じて」という文章から始まっていた。

母が前夫の元を出た日から始まっていた。約10年毎日欠かさず書いてあった。

最初の方は謝罪と後悔、ばかりだった。

「まだ悪い夢を見ているんじゃないかと思う。でも朝目が覚めると家族はない。これが現実なんだと実感する。夫と子供を裏切った自分が悪い。」

「弟男と同じぐらいの男の子を連れた家族がスーパーで楽しそうに買い物していた。私は家族がみんなで買い物に行くとかそんな日常的なことが実は最高の幸せなんだと気付かなかった。」

とか。段々と苦しいながらも現実を受け入れて生活をしている様子が見て取れた。

その後も必ず私たち姉弟の事が書いてあった。

「弟男!入学おめでとう。たくさんお友達を作って、たくさん遊んで、勉強も頑張ってね。学校に行く時は車に気をつけて。ランドセルを背負った姿が見たかった。」

「私子、弟男、あけましておめでとう、どんなお正月を過ごしていいるかな。今年が2人にとって素晴らしい1年になりますように。」

「二人の写真が届いた!弟男は少し大人っぽくなったかな。声変りもそろそろ?私子は前髪があった方がかわいい!どんな生活をしてるんだろう。知りたい。すごく会いたい」

意外な事実も書いてあった。弟のランドセルをはじめ誕生日やクリスマスには母は私たちにプレゼントを送っていた。

そのプレゼントは父方の祖父母からということで私たちに渡されていた。

ゆっくり丁寧に母の気持ちを考えながら読んだ。母過ごした10年間を全部受け止めたかった。全部読むのに3日かかった。

読み終わるとすごく母に会いたくなった。

サレ児
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コメント

  1. 名無し@2ch浮気速報 より:

    許すと言うのは簡単でもあり難しくも有るのね。家族の絆と男女の絆は、脆くも強くもあるのね。今は幸せで何よりです。

  2. 名無し@2ch浮気速報 より:

     確かに、血の繋がりよりも、子供に対する愛情です。
     この一家が幸せになる呪文を唱えます。

  3. 名無し@2ch浮気速報 より:

    女って楽よね

  4. 名無し@2ch浮気速報 より:

    お父さんスゲエ男…いや凄い人間だね。最善最高の言動だとは、理屈では分かっていても、感情が邪魔をして、とてもじゃないが自分には無理。お幸せに。

  5. 名無し@2ch浮気速報 より:

    女って楽だなぁー
    元夫の便所になってガキ捨ててもノート書いとくだけで許されるんだからw
    あーうらやましーw
    俺も今日の帰りにノート5冊くらい買っとくかーw

  6. 名無し@2ch浮気速報 より:

    この母、本当に自分から元夫と切れたんだろうか?
    よく子の前に顔出せたなクズ同士のたれ死ねば良いのに

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