「お父さんはやっぱりお母さんのこと嫌い?」濡れた声で訊ねてくる娘に、俺は何も言えなかった
妻がそこまで自分を思ってくれていたこと
自分の浅慮を子供に見透かされていたこと
そのことが子供の負担になってはいなかったか?
色々なことが寄せてきて、何も考えられなくなった
とりあえず一人にしてくれと娘に頼むのが精一杯だった
当事者じゃないとこの虚しさはわからないよな
親子でも
おそらく事件後の妻は世間一般から見ても非常に優秀だったと思う
生活費を多めに渡してたとはいえ一度も追加の請求が来たことはないし、全く無駄遣いもしてないようだった
苦手だった家事も克服したどころか、子供は妻の弁当はすごく評判が良いと言っていた
子供たちのために離婚はしないと言ったが、立派に育ってくれたのは間違いなく妻のおかげだった
それならば妻を許すべきなのか?
だがそうしたら、あのとき感じた悲しみや怒りはどうなる
あの日の自分の気持ちを騙すのか?
理由があったとはいえ、妻は自分以外の男を一時的にせよ愛していたんだ
色々なことが頭をよぎった
>>168
簡単に赦すなんて言ったらこの24年間なんだったんだって話しだよな
さらに全く論理的ではないのだが
ここで許してしまうなら、最初から全てを受け入れていればもっと幸せになれたんじゃないか?
妻を許すということは、事件後からこれまでの人生は全て無駄だったんじゃないか?
果たして許したとして俺はどうしたら良いのだろう
などの苦しみもあった
結局また俺は結論を出すことができずに、灰色の日々を過ごしていた
意識的に何度か妻へと話しかけてみたものの、ほんのわずか驚いた顔を見せた後に俺が惚れた笑顔を見せる妻を見ると
様々な感情が爆発的に体内を駆け巡り泣き出してしまいそうになり
全くどうして良いのかわからなかった
結局、怒りや憎しみって溜めれば溜めるだけ損するんだよね
長ければ長い程
そんなある日、仕事中に携帯電話が鳴った
発信者は娘だった。何か嫌な予感がした
娘「お父さん!お母さんが手首切ったの!早く病院に来て……」
電話口の向こうから娘が激しく泣きじゃくるのが聞こえた。俺は急いで病院へと向かった
これは…
本気でタヒぬつもりならもっと確実な方法を選ぶ。
弱った人に強く出られないという心理をついた薄汚い方法。
奥さん自業自得w
中年メンヘラとかどうしようもねーわwww
離婚だな
妻は無事だった。手首の傷は浅くはないようだったが発見が早かったため大事には至らなかった
ただ精神的に弱っているため少しの入院と退院後の継続的な通院が必要とのことだった
目覚めた妻のもとへ行くと、妻は「ごめんなさい」と繰り返して泣いていた
退院後は常に妻の側にいた。皮肉にもそれは虚仮ではなく本当の夫婦の時間だった
妻は特に奇怪な行動をとったりはせず、家事なども自分でできるようだった
しかし俺は妻の側にいた。それはもちろん医師からの指示でもあったが、そうする必要があると思ったからだ
コメント
汚嫁と離婚して、その後汚嫁は 自察に成功しましたとさ!
めでたし、めでたし・・・
これ以外あり得ないでしょう?
結果的に旦那の子供だけどバレなければ托卵する気満々だった
血液型が間男とは違っていたけどDNA検査やっていないから旦那の子供とは決まっていないから
托卵するような女だから男は1人だけとは限らないからな
汚嫁は間男をメッタ刺しにして
有責で離婚されめでたく収監されたましたがベスト
黙れハゲ!
髪の毛の話はすんなよハゲ!
うーんなんかすっきりしないね。汚嫁を必要以上に美化していて。
娘がどういおうともケジメつけてないからもやもや感がある。
うんざり。グチャグチャ言いながら、不倫した妻のを許すパターンが好きな作家のいつもの作品。こいつだけで15本ぐらい書いとる。
最近は即、ツッコミ入るから、書いてないみたいだけどね。
作品なら作品として書けばいいのに、実話にするから、気分が悪い。
なにがめでたしだ?
要するに長い年月をかけて、汚嫁が子供を取り込んだだけの話じゃん
長い年月をかけて外堀を埋め続けてたんだな、この汚嫁は
気持ち悪……まともな人間なら言われずとも出ていくだろ?JK
裏切られた事実を、自己満足で塗り替えたお話
批判しかできないのは悲しいね。
夫婦なんて自己満なんだから、これはこれで良しだろ。
むしろ最後まで頭の緩い女を放流せず看取るってんだから世間的にもハッピーエンドだろ。
手首さえ切らなければ、素直にハッピーエンド。
自傷行為が「打算」を臭わせる。
娘は「お母さんはお父さんを愛してる。」と言うが、娘が見た聞いたお母さんの行動、お母さんの言動。これらはプリン問題がない円満な夫婦にとっては特別なことじゃない。
(特別ではないってのは、そのご家庭ごとに差異はあっても、愛情のある表現や行動は見られるはずってこと)
つまり父からしても、娘からしても、息子からしても、本来は「特筆すべきことではない」んだよね。
それなのに、旦那の「ああ、こんなに思っていてくれたのか、、、」って感想は、単に、先に落ちてるとこまで落ちてるから出てきているだけ。
娘の場合も「何となく気づいてる」からこそ、お母さん態度が「特別、父を思っている」と感じさせるだけなんだよね。
そもそも、プリンへの反省や償いを前提に行動してるから、しおらしく尽くすのは、ある意味で当たり前のこと。
マイナスをゼロ、或いはプラスに転じるための、至って普通の行動で言動。
そもそも、それすらなければ途中で再構築もご破算でしょうに、、、
冷静に考えれば、それでも簡単にはマイナスがプラスになるわけでもない。
その上、最終的に自傷行為って逃げに走って、気を引くことで、汚嫁が旦那のモヤモヤを無理やり引っ剥がした形で終わってる。
これは、汚嫁が痺れを切らしただけともとれる。
本人が良ければそれで勿論よいのだが、他人が読めば感想は千差万別になるのは仕方ないよね。
汚い便器とはやれないずら
レコードショップの下りで読むのやめた。
おれ、村上春樹きらいなんすよ。