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浮気発覚して3年の贖罪生活で何とか許してもらった。天罰って本当に存在する【1/2】

シタ妻
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331: ◆W/gSwczTMg 投稿日:2014/08/27(水) 18:49:13 ID:1n7rysPIO

ドンドンドン!ドンドンドン!
入り口のドアが激しく鳴った
私達は慌てて体を離した

「店員だな、防○ビデオで見られたか」
「やだ、口紅着いちゃってるわよ」
私達はお互いに肩をすくめペロッと舌を出した
場所を代えたい、私は思った
きっと彼もそう思っていたはず

彼が席を立ち、入り口のドアを開けた

「お母さん…」
制服姿の青ざめた長女がそこに立っていた
浮かれた私が地獄の底に落ちた瞬間だ
最悪な事に長女の後ろには保育園時代からの仲良しのR菜ちゃんが虚ろな目をして立っていた
あ~筆舌に尽くしがたい、書いていて自分のことながらに戦慄が走る

「お母さん?」
怪訝そうに彼が私を振り返った

ああ、これが偶然であろうはずがない
私はそれまで神仏について深く考えた事はないけど、この時ハッキリ神の存在を確信した
だって、たまたま私達はここへカラオケに来て、たまたまここの五階の部屋を取って、長女が塾の帰りに最寄のカラオケルームに行ったら満室で3駅先のここに来て、同じ五階の部屋なんて、そんな偶然があるはずないもの
私を信頼しきった夫や長男次女の映像が私の脳裏で粉々に砕け散った

332: ◆W/gSwczTMg 投稿日:2014/08/27(水) 18:49:38 ID:1n7rysPIO

「M和…」
私は蚊の鳴くような声で長女の名を言うことしかできなかった
「お、お母さん何してるの?ここで…」
「ひょっとしてこの子は君の…」
「長女です」
「長女ですじゃないよ!この人と何してるの?答えてよ!ねぇお母さん!」
詰め寄る長女が私の肩をつかみ前後に強く揺らした
「ごめんなさい…」
だって、それしか言えない
「きみ…」
事態を察した部長が止めに入った

長女はその手を振り払い
「お母さん!みんなお母さんの事を大好きなんだよ?S美だってお兄ちゃんだって、みんなお母さんが大好きなんだよ?どうしてこんな事をしてるのよ!ねえお母さん!お父さんにこれどう説明するの?何か言ってよ、ねえってば!」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「き、キミちょっと…」
「あなた誰なんですか!?会社の方ですか!?」
気丈な長女が部長に詰め寄った
「私は…」
「名指見せてください!」

部長は名指入れから長女に名指を手渡した
きっと彼の○指のリングを確認したのだろう長女は「あなたも家族持ちなんじゃない!最低!」と言って彼の頬を叩いた
「すまない、こんなつもりじゃなかったんだ」
「どういうつもりだったんですか!」
「シ酉を飲んでて少し自分を見失ってしまったようだ、本当にすまない」
「ねえお母さんこの人こんな事言ってるよ!お母さんはおシ酉を飲むとそういう事を平気で出来ちゃう人なの?今まで私達が信頼してきたお母さんはそんな人だったの!?ねえお母さん!」
「ごめんねM和…ごめん」
ぐうの音も出ないとはこの事だ、自分で穴を掘って生き埋めにされた方がまだマシだと思った
「違うんだ、大口の仕事で成功して、それで浮かれてしまって、誓う!僕とキミのお母さんは今までこんな事をしたことは一度もない、一緒に飲みに行ったのも初めてなんだ、な、そうだろうキミ」
部長が私の同意を求めたけど私は頷く事ができなかった
だってそんなのは何の言い訳にもならないことぐらい十分理解していたから
「汚いよ!二人とも汚いよ!汚い!」
長女が泣きじゃくりながら叫んだ

333: ◆W/gSwczTMg 投稿日:2014/08/27(水) 18:50:09 ID:1n7rysPIO

後ろから「どうしたの?」とルームメートがぞろぞろと外に出てきた
気を利かせた親友のR菜ちゃんが「行こう」って言ってルームメートをエレベーターの方へ引っ張っていってくれた
「すまない、僕らに少し時間をくれないか、頭が混乱してるから整理したいんだ、頼む、直ぐ帰るから」
彼はそう言って長女を諭した
「お母さん、この人と逃げる気なの?」
私は黙って首を横に振った
「逃げたりしない、必ず帰る、だから頼む、少し時間をくれないか」
「逃げたら一生許さないからねお母さん、私あなたの事を凄く好きだったけど、凄く尊敬してたけど、逃げたらあなたの記憶を金輪際未来永劫記憶の中から消し去るからね」
グサッと来た
心臓を抉り取られたような気がした

「M和、大丈夫、母さん必ず帰るから」
声を絞り出しながら辛うじてそう言った。
「タクシーに乗りなさい」そう言って部長は財布を取り出し彼女にお金を手渡そうとした
「要らない!あなたが出すのが筋でしょ、さっさと出しなさいよ!」
もはやお母さんとも言わなくなった長女が私に手を出した
私は一万円札を取り出し手渡した
「心配しなくていいよ、ちゃんとお釣りは返すからね、帰ってこれたらの話だけど」
そう吐き捨てると長女は帰っていった

「参ったな…」
部長は膝に手をつき、さすがに焦燥感を募らせているようだった
「帰ります」
「僕も一緒に出よう」
受付まで降りるエレベーターの中に気まずい静寂が訪れた

一緒に外に出て彼は私にタクシーを呼んでくれようとしたけど、私はそれを断った
「少し気分が悪いから電車で帰る」
「そうか、お互いどう対処したらいいか帰り道頭を冷やして冷静に考えよう」
そう言うと彼は自分のタクシーを止めて町の中へ消えていった

シタ妻長編
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コメント

  1. 名無し@2ch浮気速報 より:

    なんだこれ

  2. 名無し@2ch浮気速報 より:

    ナニコレ珍家族

  3. 名無し@2ch浮気速報 より:

    実話かどうか知らんけどw
    話としては中々面白かったと思います

  4. 名無し@2ch浮気速報 より:

    どうみても男性的な文章なのと客観的な視点も男性的なのでほぼフィクションだろうと思うけど大変面白く読ませていただきました。
    浮気バレの謝罪方法としては大変バイブル的な作品だと思います。

  5. 名無し@2ch浮気速報 より:

    冗長な小説的な文体だからか、懺悔のような内容のわりに自画自賛てんこ盛りだからか、リアリティーを感じないなぁ。

  6. 名無し@2ch浮気速報 より:

    只の病んでる人やね。スマホ横にして、(、。)見てみ?

  7. 名無し@2ch浮気速報 より:

    多分だが、ライター志望者が誰かの日誌か何かを手に入れて、話を再構成したと思う。
    時系列的にやや違和感を感じるし。
    そう言う意味では実話を下地にしていると思う。
    登場人物の中で間男部長が貧乏くじを引いたかな?
    主人公嫁さんは結構なお嬢さん育ちでしょう。
    何しろ親が娘一家五人が暮らせる一軒家を、都内に建てようと言い切るのだから。

  8. 名無し@2ch浮気速報 より:

    >>3
    ほぼ半分実話。実際には2003年頃の話し。
    投稿者が嫁に感情移入した為に、嫁が不利にならない色々とオブラートに包んだ話に、再構成しているんだよ。

  9. 名無し@2ch浮気速報 より:

    きちんと自己分析できているので、本当に反省して再構築に値する女性だ。

  10. 名無し@2ch浮気速報 より:

    上手に子供達を仲間に引きずり込んで、夫を孤立させたクズ女

    • 名無し@2ch浮気速報 より:

      どこが?
      旦那にしたら再構築の為に嫁と子供の関係を修復させる方を優先するだろ。

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