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嫁と間男2が間男1を恐カ.ツ.していた【2/4】

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764: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02 (土) 21:03:48.07

男は、他人の家庭を壊すことになるかも知れない罪悪感から、嫁に関係の解消を迫る。
ところが、その話をした瞬間から嫁の態度が急変する。

嫁は、自分は家庭を失うリスクを○して、それでも本気で愛していたから体を許した。
もしも妻子と別れて、自分と一緒になる気がないのに、いい加減な気持ちで関係を持ったのなら許せない。償いはしてもらう。
そう言って500万の支払うことを要求してきた。男がそんな金を払うつもりは無いと言うと。

写メやメールを男の妻子に送りつけると脅ハ.クしてきたらしい。
男がなんとかその場をやり過ごし、その後も「考える時間が欲しい」といって時間稼ぎをしていると、
ある日、突然会社にガラの悪い、や○ざ者と思しき男が自分を尋ねてきた。

そして、メールのコピーとホテルでの写メを見せて「誠意ある対応がしていただけないなら、こっちにも考えがありますよ。」
といって凄んできた、上司はここにいたって進退窮まって、なんとか500万を300万に値切って金を嫁の口座に振り込む。

上司は、もしも俺からこの上慰謝料だのなんだのを要求されたり、表ざたにすると脅すなら、K察に訴えると言ってるらしい。
俺はもう完全に、自分が毎日一緒にくらしていて、よく知っている嫁と同じ人間の話だとは思えなかった。

そして、元上司を脅ハ.クした男こそが、今現在嫁と不倫の関係にある男。

765: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02 (土) 21:04:46.05

前に、嫁が携帯を喫茶店に置き忘れた事件は、ミンミンの差し金だった。
嫁を尾行していた興信所の人間が、嫁がトイレに行った一瞬の隙をついて、掠め取ってきたらしい。

その時はロックは破れなかったが、特殊な方法で着信履歴と連絡先、及び保存してある写メは見られたそうだ。
そしてそこで嫁が、ある男と頻繁に連絡を取り合っていることがわかった。

名前がわかったので、嫁の経歴を逆に遡っていった結果、その男が嫁の高校の同級生だってことがわかった。
その男は、母子家庭だったこともあり、あまり裕福な境遇じゃなかったようで、高校は2年で自主退学しているが。
興信所が、高校の同級生何人かに当たったところ、どうやら嫁とそいつは高校の時に付き合ってたらしい。

男は高校を退学した後で、わりと職をてんてんとしていて、時には日雇いみたいなことで生計を立てていたこともあった。
実家はすぐに出ていて、それも風の噂程度の話のようだが。
そんな状態なので、これ以上の情報はその線からはつかめなかったらしい。
現在の住所や、家族構成、職場、なにもわからなかった。

766: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02 (土) 21:05:46.30

興信所によって、俺の家に設置された、盗聴器やらなんやらの機器は、二日に1回ほど嫁が会社に出かけた後チェックされてる。
そして、毎日会社から出た後の嫁には、興信所の人間が尾行してるらしい。

それでもその男の身元は、なかなか割れなかったが、今週嫁は会社が終ると、その男とファミレスで待ち合わせて、
何やら深刻な様子で、2時間近く話し込んでいたらしい。その帰りを興信所が尾行してやっと男の身元が割れた。

都内でもあまり治安のよくない地区の、二間のアパートで一人暮らし。
家族はいない、仕事は新宿西口のはやらない、ちっぽけなバーでバーテンをやってるらしい。

さすがに小さな、あまりはやってない店なので、安易に聞きこみをかけるわけにはいかなくて、ヤ○ザ関連の背後関係や、人物評なんてものは今のところはえわかってはいない。
ただ、人相、風体からあまりたちのよくない男であることはうかがい知れるってことらしい。

そして、今週嫁は2回目の携帯紛失。もちろんミンミン、前回と全同じ手口で掠め取った。
ただ今回は、俺の家に設置した各種機器によってPCのパスワードがわかっていた。
そして、嫁は携帯にも同じパスワードを使っていたため、やっとメールの確保だ出来た。

それが昨日で、メールの内容をミンミンが渡されたのがさっきだったらしく、まだ内容のチェックはしていないそうだ。
それから、嫁と密会していた相手の男を興信所が隠し撮りした写真で、元上司に確認したところ、同じ男とわかった。

767: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02 (土) 21:06:52.05

ミンミンはこの報告を、あえて淡々と機械的にやってくれてた。
余計な感情や同情がかえって俺を傷つけるってわかってて。それでも俺はあまりの内容に頭がついて行かなかった。

ただただ俯いて茫然としてる俺を、ミンミン辛抱強くただ見つめてた。
そして10分、20分、どれぐらいだっただろ?ともかく、しばらくするとミンミンは話始めた。

「あのね、無知兄貴、世の中には絶対に係わらないほうがいい類の人間がいるの」
「どうやって、なにをどれだけ話しあっても無駄なの、きっと種類が違うんだと思う、私や兄貴とは違ってさ」
「だからもうやめようよ、あと1週間か2週間で、たとえ裁判になったって離婚できるだけの証拠集めるから」

「だからもう、全部忘れて新しい人生考えようよ、私が応援するから」
「悔しいだろうけど、復讐とか仕返しなんてどうでもいいよ」
「あのね、自分を裏切った人に対しての、最高の復讐って知ってる?」
「それはね、兄貴があの女のことなんてさっさと忘れて、これまでよりもずっと幸せになることだよ」

768: 中津川 ◆jIzn4ThRRKxt:2011/04/02 (土) 21:08:12.49

それから俺とミンミンは、懐かしい居シ酉屋を出た。そして俺はミンミンを送って行った、時間も遅かったから。
ミンミンは今は実家を出て、一人で140㎡ぐらいの3LDKのマンションで暮らしている。

マンションの中庭に小さな公園、と呼べないような公園があって、そこの幼児用のブランコに乗って話した。
「ねえ、兄貴、やっぱ凄い悲しいの?それはあの女のことを愛してるから?」
俺 「どうなのかな、わかんないよ、俺バカだから…」

「どうするつもりなの?これから。私はね、もう兄貴はあの家に帰らないほうがいいと思うのね」
「だって、兄貴そんなに傷付いて普通じゃいられないでしょ?もう兄貴の悲しそうな顔見たくないよ」
「住むところだったら、私がすぐに用意できるよ。なんなら今夜はこのまま私の部屋で泊まってもいいし」

俺は愛想笑いで誤魔化して「今夜は帰るよ、しかたがないし」って言った。
「そっか、やっぱまだあの女のこと愛してるんだね」
俺 「そうかもしれないな、なんせたった1年だけでも一緒に暮らしたんだから」
俺 「それに、愛してるのかって真正面から聞かれたら、愛してるって答えるよ」

俺 「可愛いところや、優しいところだってあったから、大事な存在だったことだけは確かだよ」
「そっか、やっぱそうなんだね…私にはそんなこと言ってくれたこと一度もないよね」

そういうと、ミンミンはブランコを降りて一人でマンションの中に消えて行きました。

サレ夫長編
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